美容院を出た後って、髪にボリュームが出てツヤもまとまりも完璧な状態になっていますよね。あのスタイルを家でも再現できたら......!と思ったことは誰しも一度はあるはず。
今回は、プロの美容師さんに自宅でもサロンのような美しい髪を手に入れられる、ブローのテクニックやおすすめのヘアケア商品をお聞きしました!
お話を伺ったのはAsh茗荷谷店の店長、井手さん
今回お話を伺ったのは、首都圏に126店舗(2023年10月末時点)を展開するヘアメイクサロンのグループ「Ash」茗荷谷店の店長/クリエイティブディレクター井手光希(イデ コウキ)さん。
ブローに関するあれこれを詳しくお伺いしました!
ツヤ髪を作る!ブローの基本手順
まず、ブローの基本的な手順についてお聞きしました。
順番は以下のとおり。
1.前髪を乾かす
2.全体的に根元を乾かす
3.後ろとサイドの毛先を前に引っ張って乾かす
4.襟足を乾かす
5.冷風で仕上げる
それでは1つずつ詳しくみていきましょう。
1.前髪を乾かす
前髪がいつも同じところで割れてしまう…。そんな経験はありませんか?
この場合、割れてしまう部分の根元を指で擦りながら乾かすことで防ぐことができます。
その際、指先を使って強めに擦るのがポイントです。
2.全体的に根元を乾かす
前髪が終わったら、続けて全体の根元も擦って乾かしていきます。
こうすることによって頭頂部がペタンとならず、ボリュームが出るのだそう。
3.後ろとサイドの毛先を前に引っ張って乾かす
ある程度全体の根本が乾いたら、後ろとサイドの毛を指と指の間に挟んで顔に向かって引っ張りながら乾かします。
その際、ドライヤーを地面に対して垂直に、髪の流れに対して平行に当てるのがポイント。
毛流れに沿ってドライヤーを当てることで、髪の毛の表面のキューティクルがキュッと閉じるので髪にツヤが出るといいます。
髪を前方に引っ張るのは、髪を内側に引き寄せてまとめるため。井手さんのセットの様子を見ると、モデルさんの首が傾くほど強めの力で引っ張っていました。
4.襟足を乾かす
襟足の内側の方も同じように前方に引っ張って乾かします。
5.冷風で仕上げる
最後に、髪の毛が長い方は指先で髪をねじって前に出してまとめます。
ブローしただけなのにアイロンを使ったようにサラサラまとまるツヤ髪に完成。ドライヤーの当て方ひとつでツヤが変わるというのには驚きでした!