※本記事は「ウレぴあ 2012年 2月号」(2011/12/24発売)の記事を再掲載したものです。
(取材先のプロフィールは現在と異なる場合がございます)
普段から付き合いのある、取引先を交えた新規案件の会議。議論が白熱し、お互いに譲れない部分でついついアツくなってしまうことも珍しくない。
もしそれが取引先の社長だったら、どのように対処すればよいのだろうか? お互いのより良い関係のためにも、一旦社長にはクールダウンしてもらうのが賢明だろう。
そこで今回は、
“会議でアツくなった取引先の社長に、
消火器をかけるとクールダウンするのか!?”
を徹底検証したいと思う。
ヒートアップしてきた相手を屋外へ誘い出し、極秘に確保したスペースで消火器を噴射。取引先のアツくなった頭を、火を消すかのごとくクールダウンさせることができるのであろうか?
どのような結果となるのか、ご覧いただこう。
<今回の取引先>
株式会社ロケットスタート
代表取締役:古川健介氏(30歳)
ライフレシピサイト「nanapi」を運営するロケットスタートの代表取締役。「けんすう」という愛称で、これまで数々のネットサービスを手がけてきた。先日、WEBサービスの使い方の特化した「nanapi web」をリリースしたばかり。
実験1 会議が白熱し、アツくなった取引先を屋外へ連れ出す……。
会議スタート。
近況の報告や新規案件の概要説明など、序盤は和やかなムードで進行していく。
開始後30分。方向性の違いでアツくなり始める古川社長。
声は上ずり、体は震え、握り締める拳にも力が入る。今にも飛びかかってきそうだ。
このままだと取引は無かったことになってしまう……。
「まぁまぁ落ち着いて。クールダウンしましょう」と古川社長をなだめる。
「一旦、外の空気を吸ってクールダウンしましょう」
と話しかけ、まだ怒りが収まらない古川社長を屋外へ誘う。
促されるがまま、用意されたビニールシートの上に疑問もなく座る古川社長。
ここからが検証開始である。