「ぐずぐずして決められない」「はっきりしない」など優柔不断な男性にもやもや感を抱える女性は、いつの時代も少なくないもの。

ただ、その優柔不断の理由には「本気で好きになってしまったため、どうしたらいいか迷ってしまう」という場合もあるのです。

では、男性が本気になった場合の言動を事例を交えながら考察してみます。

【事例1】慎重になった場合の男性の言動

26歳のマモルさん(仮名)は、21歳の時に学園祭で知り合った他大学のひとつ年上の女性と在学中に交際し、とうとう婚約。その間に山あり谷ありの波乱があったそうです。

「5年前に初対面だった彼女に『これはまずい』と。ズドンと来たんです」

いきなり本命の女性が現れて、マモルさんは大いに慌てます。

「まだ社会のことも世の中のことも知らない若造が、本命に逢ってしまった。だから困ったと思ったんです。いろいろな女性と付き合うことで女性のことを知り、それから本命と出会って、結婚という流れになると思っていたので」

人生は予定通りになりませんね。困ったという気持ちと、本命を逃すまいという男の野性がせめぎ合いますが「本命を逃したくない」と決断したそうです。

その後、卒業してから互いに就職するも、彼女が職場の環境になじめず、メンタルの不調のため退職してしまったのです。落ち込んでしまった彼女を励ますマモルさん。

彼女はやっと回復し、転職して社会復帰したものの「人生どうなるかわからないから、結婚して子供を育てて落ち着きたい」とマモルさんに訴えます。

ところがマモルさんは、返事を躊躇したのです。当時の心境を次のように語ります。