はい。こないだ、地球ゴージャスのカンパニーの皆さんとご飯に行ったときもそういう話になったんです。“真面目”についてしゃべりました。 そのとき、「それをその年で気付けるなんてスゴいよね」とも言われました (*゚ー゚)>
悪いことと、真面目とどちらがいい? となったら、真面目な方がいいと思うけど、でも、悪さをして生きてきた人を決して否定はしないし、その人たちはその人たちで、話題のネタが豊富なんだろうな、いいなあ、って思うこともありますよ。私、ないものねだりなんです(笑)
――ないものねだりだとしても、舞台が始まる前と今とでは、佐江ちゃんの中で、確実に変化しているものがあるんだと思いますよ。
学生のときだからこそできる悪さとか、大人になってからはできない悪さ、っていうのもあったりするから、楽しくていいなって感じたりするけど……。でも! やっぱり真面目に生きてきた人の中にしかない、“熱いもの”というか、“魂”というか、素敵だなってこのカンパニーの皆さんと会って感じました。
自分よりも経験がたくさんあって、大ベテランの方々が、自分よりも頑張ってる姿を稽古場や普段の生活の中で見せられたら、カッコ悪いとか言ってられませんから。
ダンスでも、同じ量を五朗さん(岸谷五朗さん)と、寺さん(寺脇康文さん)が踊ったりしてると、そう簡単にヘタった姿は見せられないし、見せたくないっていう魂も燃えてきて。それが“地球ゴージャス”っていうカンパニーなんだな、っていうのをスゴく感じました。
――いよいよ今週から、大阪公演が始まっていますね。大千秋楽までカウントダウンが始まりました!
あ。。。 そうなんです。寂し過ぎて。。。 泣いちゃう (ノ_・、)グスン
――わーーー、佐江ちゃん泣かないでください(笑)。 また地方公演でのエピソードなど、次回以降にぜひぜひ聞かせてくださいね。ゴールまであともう少し。応援してますよ!
ハイ! ありがとうございます。いよいよ大千秋楽までカウントダウンが始まりました。大阪公演も一公演、一公演、心を込めていこうと思っています! 最後までどうぞよろしくお願いします! それでは皆さん、次の金曜日も楽しみにしていてくださいね。谢谢大家!(皆さん、ありがとう!)
(編集部註:このインタビューは、2/24 14:00頃に行われたものです)
【今回のまとめ】
◎中国入門ポイント
今日のお話でご紹介した桃源郷にはこんなお話があります。
晋の時代、湖南省武陵に一人の漁夫が住んでいた。ある日、川の上流に向かって舟を漕いでいると突然、両岸に桃の木が一面に広がる何とも美しい場所に行き着きました。
男は、桃の香しい匂いに誘われ、水源を探ろうと分け入った。すると山腹に小さな穴があり、奥に光が見えている。男が穴を抜けるとそこには、美しい村があり、村人たちは、戦渦から逃れ外界と隔絶し、ここで平和に暮らしているという。
村人たちは男を歓待した。興味深く外界の話を聞きながら、何日もご馳走をふるまった。幾日か後、帰る男に村人は「ここでのことは誰にも話さないでください」と告げた。しかし男はそれを守らず、役人に村のことを話してしまう。帰るときにつけてきた目印を頼りに、再びその村へ行こうとしたが、桃の花が咲き乱れる林はおろか、村への入り口も二度と見つけることはできませんでした。
このお話は、晋の詩人、陶淵明の『桃花源記』に記されているものです。現在では、外界の影響を受けない美しい土地のことを「まるで桃源郷のようだ」などと、言うようになりました。
◎今回のフレーズ&単語
花中之王【huāzhōng zhī wán】花の王様。中国には国花に指定されている花はないが、中国の“四大名花”といわれる、牡丹、菊、椿、水仙の中でも、ひときわ愛されているのが牡丹。このほかにも梅、蓮、蘭の人気も高い
牡丹【mǔdān】牡丹
桃花【táohuā】桃の花
桃花运【táohuāyùn】異性運、愛情運。単に好運を意味することもある
桃花源【táohuāyuán】桃源郷
*本文中の赤字は、中国語です。
*)中国語の表記は、上海(大陸)で使われている簡体字を使用しています。また【 】内には、中国語の発音表記として漢語拼音(ピンイン)を記しています。
撮影:山田大輔 スタイリング:山本隆司 ヘア&メイク:JULLY
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