5. 庶民派惣菜店「頂好食品」。惣菜や肉まんだけでなくラインナップ豊富な中華菓子も大人気!

「頂好食品」の菓子セレクト/(左上から時計周りに)「豆沙月餅」330円、「クルミ月餅」330円、「ナツメ花巻」280円、「杏仁酥」130円、「氷花酥」130円(いずれも税込)

横浜中華街の関帝廟通りと市場通りが交差する角に店を構える「頂好食品」。

横浜中華街屈指の庶民派惣菜店として知られ、連日どの時間帯でも観光客が「どれを買おうか」と店頭にズラリ並んでいます。

大半の客の目当ては惣菜や肉まんですが、実は中華菓子も人気です。特に店内には様々な中華菓子がズラリ陳列されており、横浜中華街通の間では「実は『中華菓子』もうまい」としてよく知られています。

この「頂好食品」では写真の中華菓子をセレクトしましたが、特に印象的だったのが「クルミ月餅」と「ナツメ花巻」です。

クルミの香ばしい風味を白あんに反映させた「クルミ月餅」

クルミの香ばしい風味を白あんに合わせた月餅「クルミ月餅」は、甘さ控えめの一方、優しい素材の味が口いっぱいに広がりました。

ビビッドなピンク色がそそられる「ナツメ花巻」

また、ビビッドなピンク色がそそられる「ナツメ花巻」は、中国のお祝いの席でよく出される縁起のいいお菓子。

真っ赤なパイ生地に包まれた、フルーティな甘さのあるナツメあんが実に美味でした。

見た目もかわいく味も美味しい「頂好食品」の中華菓子もまた、横浜中華街のお土産に最適のものばかりでした。

中華菓子のお土産は「あげる人」に合わせて使い分けるのが良さそう

ここまで横浜中華街で「中華菓子」を販売する人気店5店の味わいを食べ比べしましたが、正直これらの店はいずれも美味しく、その差は価格やブランド力の差ということに過ぎないように感じました。

このため、どの店の中華菓子をお土産にするかは「あげる人」に合わせると良いように思いました。

目上の人、いつもお世話になっているビジネス上の取引先などには高級店のものが良いでしょうし、そうではなく気の知れた家族、恋人、友人などにあげるのであれば、庶民的な店のものでも十分満足してもらえると思います。

フォトギャラリー【全ての写真】断面をチェック!「中華街の肉まん比較」画像ギャラリーはこちら
  • 「江戸清」『ブタまん』600円(税込)
  • 豚肉と野菜類がたっぷり。でも、上品な味わいなので女性にも◎
  • 「華正樓」『肉まん』545円(税込)※お土産は2個セットから
  • この餡がプリップリで食べ応え十分!
  • 「金陵」『焼豚まん』300円(税込)※お土産は5個セットから

さて、あなたはどの店の「中華菓子」が特に気になりましたでしょうか?

どこも絶品揃いですが、ぜひ「あげる人」に対してベストなチョイスをしてみてくださいね。

音楽事務所、出版社勤務などを経て2001年よりフリーランス。2003年に編集プロダクション・デコ有限会社を設立。 出版物(雑誌・書籍)、WEBメディアなど多くの媒体の編集・執筆にたずさわる。エンタテインメント、カルチャー、 乗り物、飲食、料理、企業・商品の変遷、台湾などに詳しい。台湾に関する著書に『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)、 『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『台湾迷路案内』(オークラ出版)などがある。