アナとエルサの物語を辿る旅へ、いよいよ出発!
見どころ満載のQラインが終わり、いよいよボート乗り場へ。
4人掛け×4列の16人乗りボートに乗り込み、いよいよ物語の世界へ出発です。
最初のシーンは、トロールの長であるパビーが、アナとエルサの物語を語り始めるシーンからスタート。
幼いアナとエルサがプロジェクションマッピング映像で映し出され、エルサがアナに魔法を当ててしまうシーンが展開して行きます。
まず、この映像の鮮明さに驚きました。
東京ディズニーランドの「カリブの海賊」のデイヴィ・ジョーンズから、ここまで進化しているとは…。
その後も映像で物語が展開して行くのですが、ゲストの視線の誘導がとにかく上手い。
2人の物語に入り込んでいるうちに、あっという間に次のシーンへと進みます。
演出の上手さに驚愕!
目の前に現れたのは、エルサの部屋の前に立つ、幼少期アナのアニマトロニクス。
まずこのアニマトロニクスの造形の良さに、息が止まりそうになりました。可愛すぎる!!
「雪だるまつくろう」を歌いながら、ドアをノックするアナ。
ノックの音と手の動きも、ピタリと完璧に合っており、精度の高さに驚きます。中に人間入ってるんか?
足元の2体の人形も、映画ファンならお馴染みのアイテム。
こういう細かなところで、オイオイ泣いてしまうのがオタクです。
続いて、「あっち行って、アナ」の台詞と共に、ドアがぐるりと回転。
悲しみで感情をコントロールできず、部屋を凍らせてしまったエルサのアニマトロニクスが現れます。
氷の魔法は、プロジェクションマッピング映像で表現。
ドアを回転させてエルサとアナを見せる演出は、舞台版の『アナと雪の女王』を彷彿とさせます。
ボートの動きが凄い!!
ドアの回転と共に、ボートは右へと旋回。
悲しみに暮れるエルサを後にして、後ろ向きへと進みます。
フロリダ・香港版の「フローズン・エバー・アフター」で、「レット・イット・ゴー」シーンのクライマックスでも使われていた技術ですが、こんな序盤でもう出しちゃうの!まだ2シーン目なんですけど!!
日本版の「アナとエルサのフローズンジャーニー」の特徴として、まずこのボートの動きが非常にトリッキー。
ゆったりのんびり巡る「イッツ・ア・スモールワールド」のような感じかと思いきや、旋回するわ後進するわ、軽い落下も長めの巻き上げもあって、動きの多彩さに驚きました。
もちろん無理にスリル要素を出しているわけでなく、全て目の前のシーンを、より効果的に見せるため。
動きや音の演出との、タイミング管理も凄まじく、ボートライドでこのレベルの技術力を見せつけられるとは、夢にも思いませんでした。
まだ2シーン目とは到底思えない情報量。
おそらくこのアトラクションのハイライトシーンであろう、「レット・イット・ゴー~ありのままで~」では、一体何が起こるのか…!
ワクワクしながら先へ進みます。
世界初!「戴冠式」のアナ&エルサが登場
後ろ向きのまま、広々とした肖像画ギャラリーに入り、ついに戴冠式ドレス姿のアナと対面!!
映画『アナと雪の女王』の「生まれてはじめて」のシーンが、目の前いっぱいに広がります。
作品内にも登場した絵画や銅像、甲冑など、細かな小道具も完全に再現。
大好きな戴冠式ドレスのアナが、リアルに動くアニマトロニクスになるのは、世界で初めて。
嬉しそうにアナが歌う「生まれてはじめて」を全身に浴びながら、この上ない幸せに浸ります。
あまりにも可愛すぎる…
戴冠式アナ、本っ当に可愛い。とんでもなく可愛い。
あまりにも造形が良すぎるし、最新技術を注ぎ込んだ滑らかな動きで、くるくる変わる表情や、太陽のような明るさをまとう彼女を、完璧に再現しています。
二次元の推しが、実体となって自分と同じ空間にいるという事実に、もう感無量。
幸せ気分に浸りながら、次のシーンへと進んで行きます。
表現力が凄すぎる!
後ろ向きのまま図書室へと進むと、今度は戴冠式ドレス姿のエルサの姿が。
こちらも、世界初のアニマトロニクス化となっています。
この部屋でボートが一時停止して右へ旋回、再度前へと進んで行くのですが、ここで先ほどのアナの姿が、エルサの奥にまだ見えているところがポイント。
「生まれてはじめて」はアナとエルサのデュエット曲なので、2人を同時に見せて歌い継ぐ事によって、曲の繋ぎが非常にシームレスに。
陽の光を浴びて嬉しそうに広間で歌うアナと、暗めの狭い部屋で緊張した面持ちのエルサという、2人の関係性や心情も、とても上手く表現されています。
ただのボートライドでここまでの表現力は、ちょっと他では見たことがないレベル。
まだ3シーン目ですが、イマジニアのとんでもない発想力と技術力をガンガン見せつけられ、もう感服です。凄すぎ。