「妄想でアレンデール王国に納税している」でおなじみ、”アナ雪ガチオタク”の筆者が、新アトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」を徹底レポート!
「映画『アナと雪の女王』を、1つのアトラクションにしよう!」というプロジェクトにおいて、これ以上の正解はない、世界最高峰のライド。
オタク的注目ポイントや感動ポイント満載で、たっぷり詳細にご紹介します。
念願かなって感涙…!『アナと雪の女王』のアトラクションがついに日本に誕生!
「アナとエルサのフローズンジャーニー」は、『アナと雪の女王』をテーマにしたエリア「フローズンキングダム」に位置する、水流ライドタイプのアトラクション。
ノルウェーの伝統的なフォークアートである、ローズマリングで彩られたボートに乗って、アナとエルサの物語を、映画の名曲と共に辿ります。
東京ディズニーランドの「ピノキオの冒険旅行」や「ピーターパン空の旅」など、アニマトロニクスなどを駆使し、映画のストーリーを実際に回って追体験できる系のライドが、もともと大好物の筆者。
それが大好きな『アナと雪の女王』バージョンで、しかも日本に登場するなんて、もう夢みたいな話です。
日本だけの「オリジナル感」に大興奮!
言っても、既にフロリダ・香港にオープンしているアトラクション「フローズン・エバー・アフター」に、ほんの少しオリジナル要素を足した程度かな?と、実際に体験するまでは思っていました。
「フローズン・エバー・アフター」も、映画『アナと雪の女王』の物語を辿る点と、水流ライドである点は同じだし、まぁそこまで大きく変えて来る事もないだろうな、と。
正直、完っ全にナメてました、本当に全方位に謝りたい。
どこを取っても圧倒的な満足度、徹底した作り込み、もはや異次元のイマジニアの技術&発想力。
さらに、「映画『アナと雪の女王』を好きでい続けて良かった!」と心底思える素晴らしい構成、空間や動きの見せ方の秀逸さ、中に人間入ってる?レベルのアニマトロニクスの精度、衣装や造形の可愛さ、極上の「レット・イット・ゴー」体験…。
良かったところを上げるとキリがありません。
というか、良くないところがない。完璧。
間違いなく、世界に誇れる最高峰のアトラクションだと思います。
その感動は、アトラクションのQライン(並び列)に足を踏み入れた時から、既に始まっていました。
あ、これ、とんでもないアトラクションだ、と。
もはや異次元の作り込み…!
アトラクションの看板をくぐり、中に足を踏み入れた瞬間から、あまりの作り込み&美しさに驚愕。
北欧様式の美しい木造建築が、我々ゲストを温かく迎えてくれます。
壁や天井まで凝られたシンメトリーの美しいデザイン、品よく散りばめられた雪の結晶や、アレンデールの紋章。
どこもかしこも温かみに溢れた、華美過ぎない造りや規模感が、アナとエルサへの解像度をより一層上げてくれます。
決して大きな国ではなくても、豊かで国民も王族も等しく幸せに溢れている、余裕感のようなものも伝わってくる内装デザイン。
アナとエルサのみならず、アレンデールという王国そのものへの理解度も深まり、胸がいっぱいになりました。
ファンにはたまらない空間!
中に入ると、たくさんの肖像画が並ぶファミリールーム、ガラス屋根が美しい温室、仕掛け人形付きのオルゴールが象徴的なプレイルーム、大きな暖炉と本が並ぶ図書室など、豪華に作られた4つの部屋を進んで行きます。
映画に登場するさまざまな小道具や衣装、見たことのあるカーテンや暖炉や窓辺、さらに『アナと雪の女王/家族の思い出』や『アナと雪の女王2』ネタなども散りばめられており、イマジニアの本気を感じます。
東京ディズニーランドの「美女と野獣“魔法のものがたり”」も、Qラインは凄いと感じましたが、さらに細かく造り込んできた印象。
続編や短編のネタまで入れてくるなんて、ファン泣かせですよ。もう。
高級感ある布製のタペストリーや、ローズマリングのペイントが丁寧に施された道具類など、普通なら見逃しそうな細かなところまで、一切手を抜いておらず、その仕事ぶりに感嘆しっぱなし。
このあたりが丁寧かつ、きちんと完璧に作られているので、あたたかみがあって素朴な雰囲気でも、「実際に王族が住んでいるお城である」というリアリティが凄い!
「フローズンキングダム」エリア全体と同じく、こちらも良い意味でテーマパーク感がない。
現実世界に実際に存在するアレンデール城に、ただただ普通に足を踏み入れている感覚。
Qラインの時点でもう、1つのアトラクションを経験し終えたような気持ちになりました。