ユーザーから投稿された「キニナル」情報を検証すべく「はまれぽ」が体を張って調査!
今回のテーマは…
<横浜のココがキニナル!>
西横浜にある中華料理店「隆翔」さんのタンタンメン。お店の人と他のお客さんの話が聞こえてきちゃったのですが、辛さが最高で120倍までできるそうです。気になって仕方ありません(MaSa2さんのキニナル)
「激辛」。この言葉、いささか手垢(感が否めぬ印象である。が、「なんと目新しく、的を射た語彙なのだ」と持てはやされた栄光時代には、流行語大賞で銀賞を受賞している(1986年新語部門/自由国民社)。
そんな事を思う5月某日。辛さ120倍にまでできるというタンタンメンの実態を皆様にお伝えすべく、横浜駅より相鉄線で2駅、西横浜駅より徒歩3分程の「隆翔(りゅうしょう)」さんを訪ねる。
気のいいご主人に取材を快諾していただいたばかりか、厨房での撮影までご提案いただいた。
辛さ120倍のタンタンメンができるまで
ご主人は2009(平成21)年から2010(平成22)年まで川崎モアーズの中にある「金家(きんけ)」で店長を務め、2011(平成23)年に独立し、現在の「隆翔」がオープンした。
「コンセプトは地域密着!」の言葉通り、家族連れなどの地元住民を中心とした常連に愛される同店。リピーターの中には2、3日に1度来るほどの客もいるという。
「辛さ120倍」の誕生に欠かせないのが、金家時代からのとある常連客の存在。この常連客というのが桁外れの辛党であった。
2倍、4倍、8倍・・・とんとん拍子に進み100倍を超えてなお辛さを求める件(くだん)の客とのせめぎ合いにより、ついに120倍は生まれた。
その誕生の経緯に照らすと、一概に120倍といってもご主人の匙加減により、そのパンチ力は多少の幅を持つ。
現在、最も注文される辛さは2倍の「中辛」だという。筆者は事前の取材にて2倍を食したが、非常に食べやすく、世間でいう「ピリ辛」の範囲内のように感じた。