実際に120倍タンタンメンを作ってもらう
「120倍は作るのに時間が掛かるから、混雑時は待ってもらうことがあります」とご主人
中国産唐辛子・タイ産唐辛子・青唐辛子を刻んだものを投入
熱した鍋に豆板醤(トウバンジャン)・桂林辣醤(ケイリンラージャン)・朝天辣醤(チョーテンラージャン)・ヤンニョンなどの辛み成分が独自のブレンドで次々と放り込まれていく。
自身は4倍までしか食べられないというご主人が、軽快なトークを繰り出しながら手際よく中華鍋を操る。
溶き卵。一瞬で唐辛子に飲まれてしまう
唐辛子で隠れているが麺はすでに入っている
「ご主人、これで完成ですか?」という汗だくの筆者の問いかけに「まだだよ!」と気っ風の良い答え。
ジュバババァァー!!
クライマックスは突然に。できることなら動画で、そびえ立つ煙と唐辛子の表層部が焼け焦げる音をお伝えしたいところだが・・・致し方ない、ぜひ想像力を駆使してお読みいただきたい。
大量の唐辛子を爆発寸前まで熱した油が、容赦なく注がれる。唐辛子やコショウの諸々がたまらずに金切り声を上げ、それらが3畳ほどの厨房に響く。と、こちらものんびり眺めている場合ではなかったのだ。
湧き上がる煙に思わず涙と鼻水が出る。テーブルで待っているだけでは味わえないライブ感に鼓舞される。
いよいよ「辛さ120倍タンタンメン」を実食
これが辛さ120倍タンタンメンだ
下から順に通常、辛さ8倍、辛さ120倍
いただきます・・・!
溶岩さながらの風貌、怪しい焦げとその香りが妙に食欲を誘う。ビジュアルインパクトにも長けた至極の一品に、思わず武者震いする。
スープだったのは遠い昔。今はペーストとして麺にまとわりつく
スゥーハァー・・・パクリ
咳き込み防止のため、すすらずに口へ運ぶ。
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