ボバスッ
「ヨイショーーーーーーッ!!!!」
バーーーーン!!!
「ウェ゛ッッ!!」
「お゛ボォッ」
いかがでしょう? ある程度離れた相手にも、難なくオナラを飛ばすことができました。
ゴブリンの断末魔のような声を上げながら苦しんでいる後輩に感想を聞くと、「臭いネバネバが飛んできた」とうつろな表情で僕に訴えかけてきました。
僕はネバネバしたものは飛ばしていないので、どうやら僕のオナラのせいで彼の脳が幻覚を見せたのでしょう。
後輩に「それ、僕のオナラ」と伝えると、「オナラってネバネバしてるんですか?」と聞かれました。ネバネバしてないよ。
さあ、そんな2人の犠牲者のおかげで、この『オナラ飛ばし機』がとんでもない力を持っていることがわかりました。
ということで、最後は僕の全身全霊の力と屁でもって、弟に思い切りオナラを飛ばしてお別れしたいと思います。
「ヨイショーーーーーーー!!!!」
シュッ
「今だ!!!!!」
「うおおおおおおおおーーーッ!!!!!」
ガポッ
ドーーーーーン!!!!
あ゛ッ
・・・『オナラ飛ばし機』の発射口をふさがれた僕は、一度出したオナラが再び体内へ逆流。その場でのたうち回りました。
「発明に犠牲はつきものである」という有名な言葉は知っていましたが、まさか自分の肛門が犠牲なるとは思いませんでした。
オナラ飛ばせば穴二つ。
オナラを遠くに飛ばす際には、くれぐれも細心の注意を払って飛ばすようにしてくださいね。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします。
次は肛門科でお会い致しましょう。ではまた。