2:歴史ロマンス時代劇『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』
1636年の春、お嬢様育ちゆえにあまり世間のことを知らないヌングン里の両班の娘ユ・ギルチェ(アン・ウンジン)は、運命の出会いを夢見ていました。しかし、初恋相手が自分の親友と恋仲であると知り、やきもきする日々を送っているなか、村を訪れていた謎の男イ・ジャンヒョン(ナムグン・ミン)に出会って……。
過酷な時代の波に翻弄されながらも、出会いと別れを繰り返す男女の愛を描いた歴史ロマンス時代劇『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』(2023年)。今作は「第60回百想芸術大賞」で作品賞を受賞し、10年ぶりの時代劇出演となったナムグン・ミンが同大賞の男性最優秀演技賞と「2023 MBC演技大賞」でも大賞を受賞(合計8冠受賞)するなど、注目を集めた作品です。
飄々としているジャンヒョンは、ギルチェと出会い、本当の愛を知ることに。そして戦争によりたくましくなっていくギルチェ。史実とフィクションを織り交ぜた、スケールの大きな世界観も見どころです。
3:ラブコメ時代劇『哲仁王后~俺がクイーン!?~』
最年少で韓国の大統領府青瓦台の料理長に就任したチャン・ボンファン(チェ・ジニョク)は、現代のプレイボーイ。
ある出来事により、ホテルのベランダからプールへ転落し、自分の魂が朝鮮時代までタイムスリップして、さらに王妃キム・ソヨン(シン・ヘソン)の体に入り込んでしまいます。体は女性のソヨンながら、心の声と意識は男性のボンファンとなってしまって……。
現代のプレイボーイの魂が朝鮮時代の王妃の体に入り込んだことで巻き起こる、ラブコメ時代劇『哲仁王后~俺がクイーン!?~』(2021年)。ソヨンが、“仮面夫婦”の国王・哲宗(キム・ジョンヒョン)との初夜の儀式だけでも避けようと奮闘する場面や、中身が男という設定のなか、がさつに王妃を演じるシン・ヘソンもチャーミングながら、爆笑させてくれます。
そして最新主演作『Missナイト & Missデイ』も好調なチェ・ジニョク、ソヨンの従兄キム・ビョンインを演じたナ・イヌと、惹きつけられるキャストも魅力。
また、スピンオフ『哲仁王后 竹の森』もあわせて観ると、より面白さが広がるはず!