戦闘態勢を整えるべく、黒縁メガネをはずす宮城。
カツもまいう~。
満腹中枢を刺激しないようにと、流し飲みするかのようにカレーを体の中に入れていく。
ふふふ、これはいけるかもしれないぞ。
ある程度食べたところで、体中から噴き出る汗。
取り入れたカロリーを燃焼しようとするかのごとく、体感温度が上がっていく。
シャツを脱いで、まだまだいくぜー
…と、好ペースだったのも最初の5分だけ。徐々にスピードが落ちてくるのが自分でもわかる。
ああ・・・全然減らない。
これは・・・あかん。
あまりにも減らないカレーを目の前に笑いがこみあげてくる。
10分ほど経過したあたりから、カレーを飲みこむことができなくなってきた。
口内にとどまるカレーとご飯。やむを得ず咀嚼をしてしまう。
ああ、俺の満腹中枢が刺激されてしまううううう。
うーむ・・・
やっとのことで飲みこむ・・・
20分経過。
福神漬けなんぞで気分転換しよう・・・ドバっと投入。
あー福神漬けの歯ごたえが欲しくなって噛んでしまう。
そうこうしているうちに、そろそろ約束の時間がやってくる・・・
ラストスパート!
せめてカレーだけでも完食せねば・・・!
3・・・2・・・1・・・
終了~・・・。
またしても完敗だった・・・。
残してしまってゴメンナサイ。
店長からは「はじめてにしては良く食べたほうだよ」と言っていただいた・・・。
デジャヴだ。ああ口惜しい。
ちなみに、残してしまったカレーとカツは、持ち帰りすることができる。
完食しきれなかった人は皆、紙ナプキンにメッセージを書き残していくという。
兵どもが夢の後。
宮城も書かせていただきました。
ありがとうございました。
燃え尽きた・・・
取材を終えて
噂通り、「どん八」のカレーは凄まじい量だった。
しかしながら、その味は「正しき食堂のカレー」というような王道で親しみやすく、それでいてちゃんと美味しいものだった。
店長は「大きなサイズのものはチャレンジメニューではないからね。自分に適量なメニューを選んで、美味しく食べてほしい」とおっしゃっていた。
ご飯がなくなり閉店する日もあるほど熱い支持を集めている同店。開店直後の午前11時が比較的空いているそうなので、是非とも味わってみたいという方はその時間帯を狙って訪れてみてはいかがでしょうか。
くれぐれも、無理だけはしないようにしてくださいねっ!!
どん八 山下町店
住所/神奈川県横浜市中区山下町2 産業貿易センター地下1階
電話/045-671-7013
営業時間/11:15 ~14:00 ※ご飯がなくなり次第閉店
定休日/土曜・日曜・祝日
※本記事は2014年6月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。