ユーザーから投稿された「キニナル」情報を検証すべくはまれぽが体を張って調査!

今回のテーマは…

<横浜のココがキニナル!>
産業貿易センター地下の「どん八」のカツカレーLサイズがすごいらしいです。ぜひ、実食レポートをお願いします。(るいびるさんのキニナル)

 

編集部・宮城が大食いリベンジ

以前、川崎市の「のらくろ」で提供している「激辛ジャンボマーボー麺」に果敢に挑み、30分の制限時間内に5人前の麺は完食するも、具の麻婆豆腐とスープを残すという、なんとも中途半端な結果を残したはまれぽ編集部・宮城。

その汚名を返上すべく今回挑戦するのは、山下町の貿易産業センター地下にある「どん八 山下町店」。なんでも、度肝を抜くサイズのカツカレーが有名だという。

インターネットなどで下調べをしていると、「Mサイズなめてました」「今度からはSサイズにします」「カツカレー大好きなのに残しちゃいました・・・ごめんなさい」などという文言とともに、画像処理ソフトでいじったかのような縮尺のおかしいカツカレー画像を発見。

むう・・・これはMサイズでもキツそうだな・・・。しかし、キニナル投稿には「Lサイズを実食レポートして下さい」とある。ここはチャレンジしないわけにはいかないっ!!
宮城の新たな戦いが幕を開けた・・・!

 

どうしてギガ盛りカレーを提供しているのか

がんばりまっせ
 
「ボリュームたっぷり」と謳う黄色い看板が目印
 

緊張しながら、貿易産業センタービルに到着。

ビルの地下には、いくつかの飲食店が並ぶ。その一角に、今回の戦いの場所を発見。

店の外には、カツカレーのサンプルが置かれている。うまそうだ。

 
 

店内は、いたって普通の食堂といったところ。
テーブルもカウンターもある。

対応してくれたのは、「どん八 山下町店」の店長。
穏やかな口調ながら、職人の雰囲気が漂う。
残念ながら、お名前と写真の掲載はNGとのこと。

現在はメディアの取材は一切お断りしているそうだが、なんとか頼み込んで取材許可をいただけた。しかし「きっかり1時間で終わらせてほしい」との条件が。お話を伺うことを考えれば、カツカレーに挑める時間は30分ほどか・・・。厳しい戦いになりそうだ。
 

カツメニューもあるのです

戦いの前に、お話から伺うことに。

店長が「どん八 山下町店」を切り盛りするようになったのは2000(平成12)年。それ以前は別の店長が運営していたという。扱っていたメニューもカツとカレーが中心だったという。

以前は営業の仕事で関東を中心に回ることが多かったという店長。各地の飲食店で食事をしていくうちに、人気の店の共通点を見つけたという。

「一つは、見ためが派手ではないというところだったかな。建物自体が古くても、きれいに使っているこぢんまりとした店が多かった。もう一つ、人気の店は提供する料理のボリュームがあるんだよ」

そこで提供し始めたのが、この大盛りカレーなんだという。

店の外に掲げられているカレーは、洋食屋で出てきそうな見た目だが・・・

カレーのサイズは、SからLLまでの4つで提供しているが、「どん八」のSサイズはかなりのボリューム。グラム数などは公表していないというが、ほかのカレー店でいうとLに当たるほどではないかと思えるほどだ。

それなのになぜ、その上をいくMサイズやLサイズなどを提供しているのだろうか。

「うちは広告などは一切打っていないし、こういう取材にもほとんど対応していないんだけど、こういう大盛りメニューを提供することで話題になると思ってね」と店長。

これが「どん八」の全メニューだ

実際に、6年前くらいから、そのケタ外れのボリュームがについて周辺に勤めるサラリーマンを中心に口コミで広まっていったんだとか。

しかし、いくらなんでもLLサイズを食べきれる方はいらっしゃらないんじゃないですか?

「いや、それがいるんだよ。LLサイズは、Lサイズの1.5倍のご飯、カレーにはたっぷりとチーズをトッピングして、さらにカツも1枚追加して合計3枚になるんだけど、これをね、おいしそうに食べちゃう人もいたなぁ。3年くらい前から提供しはじめているんだけど、数人は完食していったよ」

ギガ盛りカレーを完食する人は、体が大きなスポーツマンタイプかと思いきや、意外にも痩せている人もいるそうだ。早食いするでもなく、自分のリズムで淡々と食べ切ってしまうそうだ。

ま・・・マジですか・・・。

うーん、感覚がマヒしてしまいそうだ・・・。
雰囲気に飲み込まれてしまうまえに、カレーを飲み乾さなければ!