4: トラブル多発! ベビーカー移動の心得とは

大きなベビーカーは荷物になるだけでなく、電車内や人ごみの中でマナートラブルを招きがちです。

まだ歩けない赤ちゃんはもちろん、体力がなく疲れやすい子どもやその子どもを連れて歩くママパパにとって、ベビーカーはとても便利。夏の暑い時期に抱っこで乗り切るのも大変です。

今年3月に国土交通省が公共交通機関でのベビーカー乗り降りについて、安全面を考慮して畳まなくても良いというルールを決めたこともありますが、ベビーカーを公共交通機関で利用する際には、今後もマナーや気づかいが必要不可欠です。

トラブルが起きやすい電車移動でのベビーカー利用について、気を付けたいポイントは5つほど。

□なるべく通勤時間・通学時間などの混雑を避けて空いている時間に乗る
□ベビーカーを複数使う場合は、乗降口に留まらないようにする
□子どもの靴は脱いで乗せる(周囲の乗客に当たってしまう場合もあるため)
□ぐずった時のため、抱っこ紐は必携
□泣いた子をあやすためや急遽のトイレなどで一度下車できるくらい時間に余裕をもつ

 

「子連れ旅行」に関する質問中で使われているワードの関係性 
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子連れ旅行に関する質問ででてきたワードを見てみると、「移動」に対して、「ベビーカー」「悩み」というワードが多く関係していることが分かります。

「場所によってはベビーカーが大荷物になってしまうのでは」「田舎に住んでいるので普段の移動は車かベビーカーなの ですが、東京では抱っこになるのでしょうか?」など、ベビーカーを持っての旅行に対して不安や心配事を抱いているママパパも多い様子。

国がルール化しなければならないほど、周囲の乗客と摩擦があるのも悲しい話ですが、物理的にもマナーとしてもトラブルが起きやすいもの。子どもの安全を第一に考えつつ、気づかいを持って利用すれば、自然とトラブルも減ってくると考えます。

筆者も空いている時間帯やスペースを選んで、ベビーカーを持って電車に乗ることが時々ありますが、トラブルになった経験や周囲から白い目で見られたことはありません。
娘が1歳に満たない頃、電車で泣かれて次の駅で下車してあやした経験は何度かあります。抱っこで電車に乗った時に、席を譲ってもらっても座ると泣いてしまうので断ってしまったこともありました。

5: 暑い夏の旅行を快適にするのは、事前確認が必要不可欠!

持ち物や移動手段の心得はこれでバッチリでしょうか?

子どもを連れての旅行は、思い通りにいかないことも多く苦労の連続。しかし、家族で楽しめる喜びや幸せは、何物にも代えがたい大切な時間です。

そんな子連れ旅行をスムーズに過ごすためには、移動手段や旅先での遊び方、宿の設備など事前に確認して把握しておくことが必要不可欠。熱中症や脱水症状に気を付けながら、夏ならではの体験を家族で満喫しましょう。

調査協力:OKWave総合研究所

編集プロダクション株式会社イメージング・ワークス勤務。首都圏のおでかけ情報誌を中心に、雑誌の編集・ライティングを行う。2012年末に娘を出産し、人生観が約90度変わる。ライフワークバランスについてゆるりと考えつつ、子連れで行けるイベントや遊びスポットを日々模索中。