トンネルや切り通しの幅が狭く、スリルがある
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途中駅では、アプト式の切りかえのための、連結作業が、間近で見られる
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最後尾がアプト式の電気機関車。1000mで90m登る、日本一の急勾配を登り下りするために、線路の真ん中に敷設された歯形レールを、歯車で噛みながら進む
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ガタンゴトンという振動や音、カーブで車輪とレールがこすれ合う音、客車がきしむ音、ディーゼル機関車の動力音……などなど。あぷとラインはいろいろな音がします。ときには、会話もままならないほどに、耳をつんざきます。

そして容赦なく揺れます。急勾配を昇り、奥大井の山の中へ分け入ると、そこでしか見られない絶景が広がります。

川の水の神秘的な青さに、木々の緑が映える
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奥大井湖上駅。帰りのバスの中から撮影
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鉄道で日本一の高さを誇る、関の沢鉄橋から真下を見下ろす
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南アルプスあぷとラインは、千頭駅発で終点の井川駅まで行くのは、1日に4本しかありません。いちばん遅い電車で、13:35発です。必ず事前に時刻表をチェックしてください。

また、千頭駅から井川駅まで、あぷとラインだけで往復すると、4時間以上かかってしまいます。さすがにこれでは、小さな子どもには大変なので、井川駅の一つ手前の、閑蔵駅を利用するのがおすすめです。

閑蔵駅からは、バスに乗り継ぎができ、30分ほどで千頭駅まで戻ってこられます。これなら、トータルで2時間程度の行程で済みますよ。