迅速かつ適切な放射線治療計画を支援することで治療向上に加え、医師不足や医師の労働時間問題の解決に寄与
DST EVIDENCE AWARDS--エビデンスを社会実装し、課題解決に寄与したものやその促進に繋がるようなプロジェクト・研究成果への表彰
アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:堀井 貴史、以下、アストラゼネカ)は、一般社団法人データ社会推進協議会(DST)が主催する「DST EVIDENCE AWARDS 2024」において、化学放射線療法の過去症例を提示し、医師による放射線治療計画の作成を支援するシステム(以下、医療情報システム)が、アクション部門の優秀賞を受賞しましたので、お知らせいたします。
【授賞式の様子】
高島氏とアストラゼネカ社員
DST EVIDENCE AWARDSは、宮田 裕章氏(慶応義塾大学 医学部 教授)が審査委員長を務め、成田 悠輔氏(イェール大学 助教授)や川邊 健太郎氏(LINEヤフー 代表取締役会長)、中室 牧子氏(慶応義塾大学 総合政策学部 教授)、高島 宗一郎氏(福岡市長)らが参画するアワードプログラムです。エビデンスの社会実装によって課題解決に寄与したものや、その促進に繋がるようなプロジェクト・研究成果を表彰し、広くエビデンスを活用した課題解決の事例を紹介することで、データの利活用を推進しています。本アワードプログラムは、3つの受賞部門(アクション部門、エビデンス部門、アイディア部門)に分かれており、この度、本医療情報システムが受賞した「アクション部門」は、エビデンスの活用やデータの分析を通じて、実際に課題解決を図ったプロジェクトや政策において、その効果を適正な手法で測定している事例に対して表彰されます。
今回受賞した医療情報システムは、富士フイルム株式会社と共同開発し、3D画像解析システム「SYNAPSEVINCENT(シナプス ヴィンセント)(R)」のオプション機能として搭載され、富士フイルムメディカル株式会社を通じて2024年4月10日より提供されています。
【受賞した医療情報システムの概要】
アストラゼネカが国内14の医療機関から、切除不能なステージIII非小細胞肺がんで化学放射線療法が適用された約1,900症例の放射線治療計画の情報を収集し、富士フイルムが情報データベース化および検索機能を開発しました。医師がCT画像を入力し、腫瘍の位置や検索条件を指定すると、データベースから腫瘍の中心の相対位置が近い過去症例を検索し、医師が参照したい症例の放射線治療計画の情報を表示して、放射線治療計画の作成をサポートします。
医療情報システムによる過去症例検索の流れ
今回の受賞について、アストラゼネカの執行役員でありメディカル本部長の田中 倫夫は次のように述べています。「新たな治療薬の提供に加え、データジェネレーションならびに弊社の知見を基に、より良い治療環境の醸成に貢献することはアストラゼネカの重要な責務です。今回の受賞は、弊社のデータおよびエビデンスの活用の取り組みをさらに加速させるものと感じております。また、本アワードプログラムを通じて、データやエビデンスの持つ可能性が広く認知され、エビデンスに基づく意思決定が日本社会にさらに浸透していくことを期待しております」。
DST EVIDENCE AWARDS 2024の詳細についてはhttps://dst-evidence-award.com をご覧くださ
い。
アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ医薬品企業であり、主にオンコロジー領域、希少疾患領域、循環器・腎・代謝疾患、呼吸器・免疫疾患からなるバイオファーマ領域において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社の革新的な医薬品は125カ国以上で販売されており、世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttps://www.astrazeneca.comまたは、ソーシャルメディア@AstraZenecaをフォローしてご覧ください。
日本においては、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝、呼吸器・免疫疾患およびワクチン・免疫療法を重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。アストラゼネカ株式会社についてはhttps://www.astrazeneca.co.jp/をご覧ください。アストラゼネカのFacebook、Instagram、YouTubeもフォローしてご覧ください。
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