メインの皿数はどうすべきか

ではメインの主菜です。ポイントは?

「皿数の基本は人数+一皿。足りないくらいなら残るようにってことだね。濃いものばかりだと胃がもたれるから、必ず野菜を入れること。野菜、魚、肉をそれぞれ入れて。味付けもバリエーションを考えて。豆腐も野菜料理の一種だよ。大豆だから」

なるほど。調理方法はどうです? 煮る、炒める、焼くとかもバランスよく?

「まあね。中華の料理人というのは点心師、焼味師、鍋師がそろって1チームなのよ。一番偉いのは鍋師。炒めるのは華だから、料理長は鍋師なんだね。じゃあ3皿、野菜はベーコンの青菜炒め、魚はエビチリソース、肉は牛肉とピーマンのオイスター炒めにしようか。こういうところは無難が一番。……餃子が旨そうだな」

   

   


じゃあ餃子も頼みましょう。あっ紹興酒は1杯100円ですよ! じゃあこれも。ところで餃子は本場でもしょう油・酢・ラー油ですか。


「いや、つけても酢ぐらいかな。そもそも餃子は具を食べるのではなく、皮を食べるものだったんだよ。北のほうは寒いからお米が取れないで小麦が主食だったから」

締め、本場ではこう頼む

あーお米代わりですか。うわっ、餃子は1分で来ましたね! ところで締めはどうです? 日本だと麺・米ですが。

「一緒だよ。まあ、とんこつラーメンとか五目麺なんかは無いけどさ……。酸辣湯麺とちまきにしようか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

はい、ではこれは取り分けて。