迫力の走りを体験できる、充実の試乗コース
イベントは、「体感試乗(ドライビングコース、特設SUVコース)」と、「プリクラッシュブレーキ体験(アイサイト体験)」の2種類だ。まずは、「体感試乗」について、筆者の体験を書き記したい。
試乗したのは、新鋭SUVのXV HYBRID。今回はドライビングコースを一周した後、特設SUVコースを更に一周した。
まず、ドライビングコースでは低重心で安定性のある走りを体感できる。作られたコースといっても直線で30Km/hは出せるコースになっており、コーナーもタイトに設計されているので、十分SUBARU車の走りの安定性や性能を体感できる。
モデル悪路が設定されている特設SUVコースも、もちろん自分で運転することができる。実使用では舗装された公道走行が大半を占めるといっても、悪路や障害物があるのが日本の道路の常である。FORESTERなどSUVを購入する人にとって、気になるのが、とっさの悪路走破性能だ。
そこでSUVコースでは、まず本格的な登坂凹凸コースを駆け上り、駆け下る。ちなみに筆者の自家用車は昔のクロスカントリー4駆で週末にはクロカン走行もこなすのだが、XV HYBRIDに搭載されたSUBARUのお家芸であるシンメトリカルAWDは、筆者のクロカン4駆よりもスムーズに凹凸コースを乗り越えてしまった。
上りで前輪が凸部分に掛かるときに嫌な滑りを見せることも無く、下りの凹凸で滑ることもまったくなかった。技術の進歩とはすごいと感じる一面であった。
つづいて、30度の横傾斜バンクだ。30度といえばかなりの傾斜で、筆者のクロカン4駆では横転の危険を感じる角度だが、まったく怖さを感じさせずに通過していく。
よほど山奥に入り、人界未踏の地に入らない限り、まったく問題にならない高性能ぶりを、低重心の車体とAWDは発揮してくれた。