交通図書協会、防災に関するコンテンツを充実させた2025年度版の「ぼうけんてちょう」販売を開始

交通図書協会は12月9日に、2025年度版の子ども向け手帳「ぼうけんてちょう」の販売を開始した。A5判で価格は2480円。

2025年度版「ぼうけんてちょう」の表紙

「親子のコミュニケーションの円滑化」と「良い習慣の定着」を軸に制作

「ぼうけんてちょう」は、小学1~3年生を中心とした子ども向けに作られた手帳で、「親子のコミュニケーションの円滑化」と「よい習慣の定着」という2つのテーマを軸に制作されている。

これらのテーマに基づいて、親子が一緒に楽しく使えるさまざまなコンテンツを収録しており、毎日の行動の基準となる習慣を設定して生活習慣を整える「おうちルール」、自分の持ち物を自分で準備する自立への1歩を踏み出せる「もちものリスト」を収録し、生活習慣を整えることで余裕を持った行動を可能にし、親子間のトラブル減少や円滑なコミュニケーションを実現し、子育てにおける悩みを解決する。

4月始まりの手帳なので、新学期や新年度から使用でき、手帳に書くという行為を通じて文章作成の練習、考えるきっかけ、知識・経験の記録、自分史の作成になり、非認知能力の向上などにつながる。また、子どもの時の気持ちや出来事を記録する「文字のアルバム」にもなる。

2025年度版では、昨今の地震や災害の増加にともなって、防災に関するコンテンツを従来の1ページから5ページにパワーアップした。地震が起きたらどこが安全なのか、おさまったら何をするのかを記入するワーク形式になっているため、事前に考えておくことでいざというときに冷静に行動できる。親子一緒での準備が可能なので、家庭内での防災対策にも役立つ。

防災関連コンテンツのイメージ

さらに、これまで好評だった「ねがいごと」と「しょうらいのゆめ」を、より見やすく親しみやすいデザインにリニューアルした。

「ねがいごと」(左)と「しょうらいのゆめ」のイメージ

計画を立てることの楽しみを学べる月間ページには、新たに和風月名の説明文を追加して、より暦に親しみを持って使えるようにしている。

和風月名の説明文が追加された月間ページのイメージ

ほかにも、週間ページや1週間の行動予定、夏休み予定表、時間割表といった、ユニークなコンテンツを多数掲載する。

週間ページのイメージ

冒険のきろく(シーズンミッション&イヤリーミッション)のイメージ

ローマ字表も用意している