続いて「主婦です。でも、心にずっと残っている人がいます。叶えては行けない気持ちですが、このまま心に残しておいてもいいのでしょうか。重たくてすいません」とのことです。
二朗:なんと。重たいですね…、4時間くらい時間をいただきたい。状況をもっと細かく聞きたいですね。
子どもがいるかいないかも大きいし、旦那さんの事をどれほど思ってるかですね。
もし、旦那さんの事が嫌いでストレスで子供もいないんだったら、離婚された方が幸せかもしれないし。で
もね、このご時世だから言うわけじゃないですけど、不倫はよくないです。基本的にハッピーエンドが無いですから。
相談:ムロツヨシさんと結婚したいです、どうしたらいいですか?
――「菅田将暉さんの様な方と付き合いたいです。でも、結婚はムロツヨシさんみたいな方がいいです。どうしたら良いですか?」とのことです。
二朗:うん、知りません。
――ムロツヨシさんのことを書かれている方が結構多くてですね、「ムロツヨシさんと結婚したいです」とか「ムロさんのことが好きすぎます」とか……。
二朗:分かりました、うん、それはね、ムロに聞け。俺はムロではない!
二朗さん自身の恋愛トーク! ファーストキスはいつ? 奥さんの一番好きなところは?
――恋愛相談というか二朗さんご自身への質問も多く来ています。まずは「二朗さんは愛したい派ですか?愛されたい派ですか?」
二朗:愛したい派ですね。これは自分の嫁にあてはめた場合ですけど。
人を愛するということは、心がとても豊かになるじゃないですか。
もちろん、相手に全然脈がないとそれはストレスですけど。基本的に人や何かを好きになったり愛することは、憎むことの何倍も楽しいと思うので。
――映画『50回目のファーストキス』もそんな気持ちを描いていますものね。この映画のタイトルにちなんで、「二朗さんのファーストキスの思い出を教えてください」という質問も来ています。
二朗:言えません。うん、言えません。言えませんって50回くらい書いておいてください。
――(笑)。
二朗:こんなおっさんのファーストキスの話聞いても面白くないでしょ。というか覚えてないかなあ。
――最後に「奥さんのどこが一番好きですか?」これはいかがでしょうか。
二朗:全部ですけど、一つだけ言うなら、良い心を持っているということですかね。
本人は否定しますけど、心が綺麗な人だと思います。
美輪明宏さんが以前「この世で一番偉い人はどんな人ですか?」と聞かれて「心が綺麗な人です」と答えていて、俺と嫁で「さすが美輪さん!」って感激して。
人間どうしても人のちょっとした不幸に喜んでしまったり、成功を妬んでしまうことってあるじゃないですか。
でも嫁はそういう所が一切なくて、人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことが出来る人なんですね。
以前酔っ払ってつぶやいたことが、結構な反響があってネットニュースになったりして、すごく反省しているんですけど。
一流大学?勿論入れた方がいい。一流企業?勿論入れた方がいい。ただ息子よ。父いま酔ってる。酔ってるが言いたい。人の不幸をちゃんと悲しむ。人の幸せをちゃんと喜ぶ。そっちの方が、遥かに、遥かに尊い。綺麗事か。綺麗事かもしれんが、酔ってる父は、わりと、それを断言したい。
— 佐藤二朗 (@actor_satojiro) 2018年3月11日
あ、つぶやいたことはウソじゃないですよ、もちろん。
でも「一流大学を目指すのはいけないことなんですか?」という意見を頂いて、ああそうだよな、一流大学を目指すことは素晴らしいことなのに、俺の書き方がまずかったなって反省したんですけど、嫁は「人の不幸をちゃんと悲しむ。人の幸せをちゃんと喜ぶ」という事が出来ている人なので、そこが一番好きなんだと思います。
――今日は楽しいお話、そして素晴らしいお答えの数々、ありがとうございました!