痩せたいと思うなら、生活習慣のなかでも、とくに食生活を根本から見直して、ストイックにならないとダメだよね……。そう思い込んでいた方へ朗報です。

「ハードな食事制限は難しい」「好きなものを我慢し続けるのはつらい」という方でも、「睡眠」に意識を向ければ、キレイになれる。

そんなふうに話すのは、『あきらめていた「体質」が極上の体に変わる』(ダイヤモンド社)の著者で、睡眠改善インストラクターの小林麻利子さん。

なかでも、良質な睡眠をとるカギのひとつは「食事」。たとえば、夕食を食べる時刻を19時前後にすることで、体内時計のスイッチがきちんと押され、夜深く眠ることができ、朝すっきりと目覚められるようになるのです。

本書の一部を引用しながら、美人になれる5つの食習慣をご紹介します。

1.寝る3時間前に夕食を済ませる

夕食はいつも何時に食べていますか? 小林さんは「就寝より、遅くとも3時間前に何も食べないことにすると完璧。どうしても難しければ、就寝の2時間前が目安」と話します。

この時間が、就寝するときに消化も大体終わっており、翌朝『おなかがすいた』と気持ちよく起きられる時間でもあります。出典(『あきらめていた「体質」が極上の体に変わる』)

寝ている間に胃や腸などの消化器系を休息させることで、自然と排便も促され、便秘解消も期待できるという風に、睡眠と排便の正のスパイラルも生まれます。

2.19時にチーズをひとつつまむ

仕事が終わって帰宅すると20時、21時くらい。あるいはもっと遅い時間になることも。そんな方に小林さんが勧めるのは、夕食を2回に分けて食べる「分食」。

1回目の夕食は19時です。19時に何かをひとつ食べるだけでOK。デートや飲み会が19時以降など、遅めの時間にある場合にも、「19時に何かつまんでおく」だけなら気軽にできます。

おすすめはチーズです。ひとかけらでもいいので食べると、体内時計のリズムが整います。痩せたい人も、痩せやすくなります。
出典(『あきらめていた「体質」が極上の体に変わる』)

吸収が良い時間帯なので、チーズやおにぎりなど、菓子類を除く栄養価の高いものがベスト。帰宅後は消化にいいものを就寝2〜3時間前に食べれば、睡眠に悪影響もありません。