夏休みが近づいてきましたね。定番のお出かけスポットに行きつくしたら、「次はどこに行こう?」そんな疑問が頭をよぎる方も多いのではないでしょうか。

ウレぴあ総研の連載「鈴木さん家の子育て通信」でおなじみの鈴木家では、乗り物大好きの2歳男児きんちゃんと一緒に、東京周辺の乗り物スポットをいろいろとめぐっています。

今回は、そんな鈴木家がおススメする乗り物スポットをご紹介。夏休みには混雑必至の大定番をあえて外したチョイスです。

今回は、老若男女問わずファンの多い鉄道編をお送りします。では、いってみましょう!(正確な開館・開場スケジュールは公式サイトをご覧ください。)

その1 東京都江戸川区 『地下鉄博物館』

ちかはくが楽しすぎて帰りたくない!  イラスト:Chacco

イチ押しポイント

夏でもうれしい駅チカ屋内施設。

日本初の地下鉄車両や地下鉄シミュレーターなど、地下鉄展示が大充実。

ワンフロア構成で、子どもが行方不明になりにくい!

夏にうれしい! 駅チカ屋内スポット

鉄道系の乗り物スポットと言えば、大定番は埼玉県さいたま市の「鉄道博物館」(通称てっぱく)。質量ともに最高のスポットなのですが、あまりにも広すぎて子どもを見失いやすいという問題があるんです…。それに、夏休みには日本中から鉄道ファンが集結することでしょう。

そこでおすすめしたいのが、地下鉄東西線葛西駅からほど近くにある「地下鉄博物館」(通称ちかはく)。熱心な地下鉄ファンの方には定番だと思いますが、それでもてっぱくほどの混雑度ではないでしょう。葛西駅からほど近くにある屋内施設なので、真夏でも快適に過ごせます。大人210円、4歳以上のこども100円という入場料も良心的です。

展示は大充実! さらに嬉しいポイントは…?

もちろん、ちかはくの展示は大充実。国の重要文化財に指定された日本初の地下鉄車両1001号車の実際車両や、大規模な模型パノラマは必見です。そして副都心線の掘削に使われたシールドマシンの巨大なカッターディスクには、大人も圧倒されてしまいます。

運転シミュレーターが充実しているのも特筆モノでしょう。まだ運転できないちびっ子は、シミュレーターの客席に座ってお客さん気分を味わえます。係員の皆さんが優しくサポートしてくれるのは嬉しいかぎり。

さらにさらに、子連れファミリーにとって嬉しいポイントは、展示が細長いワンフロアで完結していること。一瞬目を離したすきに子どもがいなくなった!という場合も、本当にすぐ見つかるんです。

ちかはくがあまりにも楽しかったのか、鈴木家のきんちゃんは思いっきり帰宅拒否していました…(笑)。その気持ち、とてもわかるよ!

その2 東京都青梅市 『青梅鉄道公園』

イチ押しポイント

ハイキング気分で行ける鉄道公園。

多数の蒸気機関車など、屋外の車両展示が充実。

昭和レトロ推しの青梅散策も出来る。

往年の名機がいっぱい!山の上の鉄道天国

新宿から特別快速で1時間ほど。都心から少し離れたJR青梅駅から徒歩15分ほどの山の中にあるのが「青梅鉄道公園」です。坂を上っていくので真夏に歩くのはちょっと大変ですが、ちょっとしたハイキング気分が味わえるかも。ただし、夏は熱中症に気をつけてくださいね!

青梅鉄道公園のポイントは、なんといっても屋外に展示された多数の実物車両。

日本で初めての鉄道に使われた110形や、日本で最も活躍したD51形(デゴイチ)、そして国鉄が戦後に新製した蒸気機関車E10形に、国産電気機関車ED16形、みんな大好き新幹線0系などなど、いつまで見ていても飽きません。