SORAくんは生きてて楽しかった方でしょ? どうせ

千秋(ボーカル) 拡大画像表示

――SaZさんはSORAさんみたいに自分の人生に影響を受けた作品や人ってありますか?

SaZ:環境ですよね。僕の場合ざっくりとした環境なんですよ。人生的に、まだそんなに生きてないですけど。残念な環境に育った故に…。

SORA:なにが残念じゃない環境? もしかしたら俺も残念かもしれないじゃん。

SaZ:生きてて楽しいかそうでないかというとSORAくんは楽しかった方でしょ? どうせ。

SORA:俺はメチャクチャ楽しかったですね。

――友達多そうですしね。

SORA:そうですね、宝ですよ。

SaZ:そういうこと言えるでしょ…?「色々あったけど今は笑って話せるね」みたいなタイプだよね。僕の場合マジで楽しくなくて。どっちかっていうといじめられる系男子だったし不登校なんて普通で。自分で自負してるんですけど、いじめられるようなことはしないですよ。

SORA:さっちゃんは会話するようになってからは普通なんですけど、バンドやる前、顔見知り程度だった頃は、こっちが仲良くなりたくて話しかけても、結構スルーすんですよ。俺がまだ一緒にバンド始める前に、「さっさんさん」って呼んでいた時期があって。

俺それで「さっさんさん、今日はよろしくお願いします」って言っても「ウィッス」くらいで。今だから分かるんですけど、この人、会話を面倒臭がるんですよ。すべてを面倒臭がる人だから。

SaZ:そんなことないです、話したい人とは話すし、話したくない人ともガン無視はしないですよ。「いやいや間に合ってます」みたいな態度はとるけど。

SORA:そういうことが多いから、友達いなかったんでしょ。

SaZ:そういうのって学生の頃は通用しないじゃないですか。僕当時からピアス開けたり髪染めるとかすごーく好きで、やってたんですけど。そういうことやってると不良に目をつけられて、「おまえちょっと来い」みたいな。

最初「仲間になろう」みたいな空気だったんですけど、僕が「そういうのいいんで」となると、お互い触らなければいいのに、相手は好戦的になるじゃないですか。そういうの理解できないんですよ。そこから僕の学生生活は「卒業できればいいや」という方向にシフトチェンジしました。

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