11月に初のフルアルバム『嘔吐二関スル勅語』リリース、来年の1月にはTSUTAYA O-WESTにてワンマンライブ『嘔吐のすゝめ』をすることを発表したDEZERT。ワンマンライブのチケットは先行販売だけで1階のチケットは完売。勢いにのるDEZERTを追うシリーズ連載「DEZERT in DEEP」です!
「成長した」って言うのはいいけど、調子にのってしまうのは良くない
――前回の6月のインタビューから3ヵ月経って、その間に1stアルバム『嘔吐二関スル勅語』が11月、来年の1月にはTSUTAYA O-WESTにてワンマンライブ『嘔吐のすゝめ』が行われることが発表されました。こちらのタイトルはどなたの発案ですか?
SaZ:千秋君ですね。
――千秋さん、まだいらしてないですね(※千秋さんは所用で遅刻中)。では質問を変えます。色々イベントごとも多いと思うんですけど環境の変化を感じることはありますか?
SaZ:バンドを取り巻く環境ですよね? バンド的には変わりましたね。ライブを作ったり、宣伝や告知も自分ら4人の力だけじゃ出来ないこと多いじゃないですか。去年のWEST終わったあたりから、結構めまぐるしいというか。いい意味でも悪い意味でも変わり続けていますね。
――人気や知名度も上がりつつありますし。
キラ:はぁ…そんな自分らが実感するほどではないです。
SORA:なんか俺、そういうことは思っちゃいけないと思うんですよね。「成長した」って言うのはいいと思うんですけど。調子にのってしまうのは良くないというか。それはひとりになって好きな音楽を聴いたり、昔好きだったマンガを読んでて、自分の原点に帰るじゃないですけど、自分が嫌いなものに自然になっていたと気づいたときの絶望感というか…。
最近そうやって『GTO』を読み返した時に、クサイ話なんですけど。鬼塚がガキの頃嫌いだった先公になりかけてて、親友の龍二がそれを咎めるというくだりがあるんですよ、それを読んで「俺も調子にのってたな…」と自分に照らし合わせるとグッと来て…。俺はそうやって人生に影響を受けた人や作品は多いんですよ。
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