――では、エピソード5についてもうかがってみましょう。二葉さんお一人の主役でしたが、プレッシャーはなかったですか?
二葉「プレッシャーはめちゃくちゃありましたね。役も難しくて…「孤独」とか「一人」とかが何度も出てくる役で…。普段、TPDとしての活動で、みんながいなくなるっていうのはないので、考えたことなかったので…。」
――劇中のフタバと実際の二葉さん自身、重なるところはありますか?
二葉「孤独感とか、さびしさをどう表現するかはすごく考えました。地元でダンスの練習を一人でしている時のことを思い出したり…。」
――既に主役を経験された高嶋(菜七 以下菜七)さんと上西(星来 以下星来)さん、エピソード4、5をどうご覧になっていました?
星来「エピソード4はアドベンチャー要素が多いストーリーでしたね。ウサキは記憶がなくなってしまって、その記憶を取り戻す役。ラコちゃんは天真爛漫で…。思ったよりも複雑なんですよね。ラコちゃんも、明るいだけじゃなくて、いろんな部分があって。」
菜七「激しいストーリーでしたよね。見ていて大変そうだな、というのは感じていました。ゼペット役の板倉チヒロさんも大変そうで。」
――エピソード5の主役が二葉さんお一人っていうのは、心配だったりしませんでした?自分の中では、二葉さんって末っ子のイメージがあるんですが、
菜七「なんていうか…二葉は、甘えるところがあるよね(笑)。TPDは末っ子で同い年が4人なんですけど、その中でも二葉が幼く見られがちなんですよ。」
――守ってあげなきゃ!って感じになるのは、劇中のフタバと似てたりするんですね。
二葉「あ、でも、私は甘栗が好きってわけでもないですね(笑)。そんなでもないです!」
――わはは!実はそうでもないんですね~(笑)。エピソード4、5も大阪でのCOMPLETE<コンプリート>公演を終えて、PLAY×LIVE『1×0』はひと段落しましたね。終えてみていかがでしたか?
菜七「新生TPDが始まったのが、PLAY×LIVE『1×0』だったから…。私たちの記憶には、一生残る作品になりましたね。大人になって、いくつになっても『1×0』は覚えてるんじゃないかな…。辛いことも楽しいこともあって…なんだか長い合宿みたいな感じだったんです。
連鎖公演で、ずっと毎日稽古していて、会わない日がほぼなくて。デビューする前のステージ、しかも新しいステージ。すごく思い入れがありますね。」
――確かに新生TPDにとっては、本当に特別な舞台ですもんね。
星来「それに、何度も舞台を踏む中で、いろいろなことが突然起きても対応できる力が付きました。『髪飾りが落ちた!』とかいきなりトラブルが起きても、対処できるようになりましたね。」
菜七「そうですね、臨機応変にできるようになりました。フォーメーションの急な変更も、その場で判断できたり…。お芝居なので、声の出し方とかも全部変わりました。街中でちょっと声を張りすぎる人もいますけど…(笑)。」
うさき「ありがとうございます(笑)。」