お手入れ編:“バスト”をケアする

※本書P.69より出版社の許可を得て掲載しています
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いよいよバスト周辺のお手入れです。ここでキモになるのは、ブラジャーの役割をする肩甲骨周辺・鎖骨周り・肋骨の間の3つの筋肉(ブラジャー筋)。

「ブラジャー筋の位置を確認したら、メインになる肩甲骨周辺の筋肉から動かしてください。ヨガマットなどの上にうつぶせの状態になって、懸垂をするような動きを練習しましょう。腕がブラジャーのホックのあたりから生えているような意識で、腕を動かす際に肩甲骨から一緒に動かすイメージです」

詳しくは本書70ページ以降を参照してください。これらの筋肉のケアも重要ですが、同じくらい気をつけたいのが呼吸法。確かにヨガでも「ポーズの正確さ以上に呼吸を大事に」と話す先生もいます。本書では胸式、腹式、胸式+腹式の3つの呼吸法が紹介されていますが、ここでは胸式呼吸にフォーカスします。

「バストを内側からふっくらさせるのが、吸うときに胸がふっくらして肩が広がり、吐くときに胸がしぼむ胸式呼吸です。バストアップはもちろん、血色のよいデコルテ、健康的なお肌づくりにもつながります。さらに吸う息を意識しやすいため、交感神経が刺激され、頭がすっきりし活動的になる効果も。腹筋を締めた状態で行うので、お腹周りもキュッと締まりますよ」

自分の心と体は世界にひとつだけのもので、繊細にできていることが伝わったでしょうか。「どんなときも自分に愛情を持って、コツコツとお手入れを積み重ねてください。自分の全裸を観察することから始まり、バストをお手入れすることで、心と体が癒やされ、人生の扉を開けるカギも見つかるはずです」。心と体の在り方も変えてくれるおっぱいヨガ、皆さんも始めてみてはいかがでしょうか。


【今回、教えてくれたのは……】
Yukiさん
おっぱいヨガインストラクター。ヨガインストラクターの資格を習得後、「おっぱい体操」とコーチングに出会い、自分が女性であることを強く意識し、認め、許せるようになる。その後、バストのお手入れを通して、月経、妊娠、出産など女性特有の人生の波と仲良くすることで前向きに生きられるようになる「おっぱいヨガ」を考案。ヨガ哲学とコーチングをベースに基づいたわかりやすさから、多くの女性に支持されている。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。