
パナソニックは3月19日に、1都3県の10~30代の男女800名を対象に実施した、新生活と料理に関する意識調査の結果を発表した。同調査は、3月4~6日の期間に行われている。
一人暮らし始めて不安・大変だった1位は「料理」
調査対象者に、1人暮らしを始める前に不安だったこと、実際に1人暮らしを始めてから大変だったこと・苦労したことを尋ねたところ(複数回答)、どちらも「料理」を挙げる回答がもっとも多かった。
1人暮らしをする中で、料理の失敗をした経験があるかを尋ねた質問では、失敗したことが「ある」という回答が72.1%に達している。
1人暮らしで料理の失敗をした経験が「ある」と答えた人に、どのような料理の失敗をしたかを尋ねたところ(複数回答)、「焦がしてしまった」(54.6%)が最多となり、「時間がかかった」(45.2%)がそれに続いた。具体的には「油の量が少なすぎて鍋に野菜が張り付いてしまった」「帰宅してチャーハンを作ろうとしたが、炒めるのにこだわりすぎて2時間近くかかってしまった」といった失敗エピソードが寄せられている。
1人暮らしの料理に関して、課題に感じている(感じていた)ことを尋ねた質問(複数回答)では、「コンロや調理スペースが少ない」「栄養が偏りがちになる」「レパートリーが少ない」が上位を占めた。
料理のレパートリーが少ないため、自身の作るご飯に飽きた経験があるかを尋ねたところ、「かなりある」と「少しある」を合わせた割合は64.9%に達している。
1人暮らしの際によく作る(作っていた)メニューとしては(複数回答)、「パスタ」(48.3%)がもっとも多く、「野菜炒め」(43.5%)、「カレー」(43.5%)がそれに続いた。これらの料理をよく作っていた理由としては、パスタと野菜炒めは「調理時間の短さ」と「手順の少なさ」、カレーは「作り置きができる」などが挙げられている。
自身で作った料理を1日で食べきれず、数日連続して同じ料理を食べた経験があるかを尋ねた質問では、「かなりある」と「少しある」を合わせた割合が79.6%に達した。また、食べきれずに数日連続で食べたメニューとしては(複数回答)、「カレー」(69.9%)が他を大きく引き離して最多となっている。
1人で食べきれなかった料理や食材を破棄した経験があるかを尋ねたところ、「かなりある」と「少しある」を合わせた割合が48.9%に達している。破棄してしまうことが多い(多かった)食材としては(複数回答)、「野菜」(67.0%)が他を大きく引き離して最多となった。