みなさんは毎日の夕食を何時ころに食べていますか?
理想的な夕食時間は6時から8時までの間であるといわれていますが、仕事の都合で夕食が遅くなってしまったり、帰宅途中にコンビニに寄り、お弁当などで夕食を済ませるという方も多いのではないでしょうか。
夜遅くからの夕食は太ってしまうというイメージが強いですが、だからといって「食べないダイエット」をしては、逆に代謝を下げ、太りやすい体質を作ってしまいます。
夜遅くても、食べる順番や食材の選び方などちょっとしたポイントを抑えれば問題ありません。
そのポイントを医師がご紹介します。
夜遅い時間でも安心して食べられる食事、3つのポイント
まず夜食に関してポイントが3つあります。それは、“炭水化物は控える”、“脂肪分(油)は控える”、“野菜と蛋白質をメインに食べる” です。その理由をひとつずつ見ていきましょう。
1:炭水化物は控える
炭水化物は糖質を含む食品で、ご飯、パン、麺類など主食になるものや、芋類です。糖質は、体にとって必要なエネルギー源ですが、消費されない分は寝ている間に体脂肪として蓄積されます。
日中と比べて活動量が少ない夜は、食べた分を消費せずに寝てしまうため、日中と同じ分量を食べても夜のほうが体脂肪として蓄積されやすいので、夜は糖質を含むものは食べないのが基本ルールです。その他糖質が多い食材は、かぼちゃ、れんこん、人参、トマト、果物類です。
2:脂肪分(油)は控える
脂質は糖質の倍以上のカロリーがあります。夜は油脂量の少ない食材・食事を選ぶようにしましょう。
お肉なら、豚肉や牛肉よりも鶏肉を食べましょう。鶏肉の中でも胸肉やササミは脂肪が少ないのでおすすめです。
3:野菜と蛋白質をメインに食べる
糖質と脂質を避けたメニューとなると、肉・魚・卵・豆などのたんぱく質メニューと野菜料理が夜の食事に適しているといえます。ただし油まみれになっている料理や、脂身の多い肉はNGです。
お肉なら蒸し鶏、お魚なら焼き魚やお刺身、卵なら茹で卵、豆なら豆腐、納豆、枝豆などが低カロリーでおすすめです。
このように、きちんと食材を選び、食べ方に気をつければ、夜遅くても太りにくく、かつ体に優しい食事を楽しむことができるのです。