病院や保健室とは違う、明らかに「見せるため」、「魅せるため」の展示。冷たく光るメスやハサミ。思わず見入ってしまう‘本物’の美しさだ。
これらの器具は明確な目的を持って作られている。そして、明確なイメージを持っている。『この器具が肌に触れたら、ひんやりするだろうな』、『すっぱりと肌を切るのだろうな』というリアルな想像が働いてしまう。
それが怖くもあり、抗いようもなく魅力的でもある。
こうして見ると、カラフルでポップなアート作品。 拡大画像表示
一見無造作に器具が置かれた棚は、洒落た雑貨店のようでもある。 拡大画像表示
リンゴと並べられた歯。シュールであり、ユーモアがある。 拡大画像表示
モノクロ写真の骨格模型に物語を感じる。 拡大画像表示
医学書だけでなく、美術解剖学、ボディア―トの本も紹介されていた。患部の症例写真は、正直かなり気持ち悪いのだが、見てしまう。保健室の廊下や、病院に貼ってあったポスターを怖いもの見たさでチラチラ見ていたことを思い出した。
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