小学校入学前に「ひらがな」と「数字」くらいはマスターしておかないと・・・と考えるママは多いですね。

「ひらがな」と「数字」は、小学校に入れば必ずといっていいほど自然に身に付くものですが、なぜ自然に身に付くものに時間とお金を掛けるのだろうか。

そこに疑問を抱くのは、一般財団法人日本親勉アカデミー協会代表理事である小室尚子氏。

小室氏は「ひらがな」や「数字」を学ぶためにお金を使うのはもったいないと言います。

さらに小室氏は、どうせ学ぶなら子供が勉強に興味を持てるような方法で、受験に役立つものを学ぶべきだと言いますが、それはいったい何であってどのような方法でしょうか。

そこで今回は、「楽しく遊ぶように勉強する子の育て方」著者:小室尚子を参考に、子供が勉強に興味が持てる「勉強を遊びに変える方法」についてお伝えします。

中学受験に「ひらがな」や「数字」の書き取りは出ない!

「ひらがな」や「数字」は国語や算数を学ぶ上で基礎となるものです。その基礎ができていなければ問題を解くことはできません。

だからこそ一番最初に学ぶべきだと考える人は多いですが、「ひらがな」や「数字」の書き取りが受験で出題されることはありません

だから学ぶ必要はない!とは言いませんが、子供が興味を持っているわけでもないのに、わざわざそこに時間とお金を使う必要はなく、「子供が興味を持っていることで、受験に出題されるもの」に時間をお金を使うべきだと小室氏は言います。

受験に出題される問題と言えば「漢字」や「慣用句」「四字熟語」に「地理や歴史」「植物や月の満ち欠け」などです。こういったものは確実に出題されることが分かっています。

小学校入学前の子供にいきなり「漢字」や「地理・歴史」なんてハードルが高すぎる!と思うかもしれませんが、子供は「ひらがな」や「数字」よりも意外に「漢字」に興味を持ちやすく、頭に入りやすいのだそうです。

もちろん何かきっかけがなければ興味は持てませんが、勉強に興味を持たせるコツは「勉強を遊びに変える」ことだと小室氏は言います。