HSCの4つの特性「DOES」とは?
HSCは感受性が非常に高く、外部の刺激や情報を深く受け取りやすい傾向があります。
基本的な特徴は、以下の「DOES(ダズ)」という4つの頭文字で表されます。
D(Depth)=深く考える
O(Overstimulation)=刺激を過剰に受けやすい
E(Empathy & Emotional)=共感力・感情が豊か
S(Subtlety)=微細な変化に気づく
無意識にも幅広く観察しており、外から取り入れた情報を一生懸命考えています。
DOESのDは、深く考え、先読みする特性を、Oは、刺激をたくさん受けることを示します。Eは、外から得た情報を高い感受性で繊細、敏感、豊かに感じ取ること、Sは普通は感じ取らないことにも気づく特性を指します。
そのため、先生から求められていることをパッと把握したり、他者へのやさしさや、深い思慮を見せ「思いやりがある」「よく考えている」「優しい子だ」などと言われることがあるでしょう。
が、その一方で園や学校での日常でも様々なことが気になりますし、特に行事の前などは緊張感からお腹が痛くなったり体調に現れるかもしれません。皮膚に反応が出やすい子もいます
出典(「子ども繊細さん」への声かけ」)
参考書籍:『「子ども繊細さん」への声かけ』より
HSC=おとなしい子、というイメージを持たれがちですが、実は約3割が「HSS型(High Sensation Seeking)」とも言われ、新しい刺激や体験を好むタイプです。
HSCの「DOES」特徴は持ち合わせていながら、探求心に富み、新しい情報に興味を持ち「見てみたい、やってみたい」と好奇心を抑えられない子どもなので、一見してHSCであるとは気づかれづらいかもしれません。HSCといってもさまざまなのです。























