え:栄養バランスとエコ

「よくカロリーの低いものだけを食べていれば痩せる」なんていう方もいらっしゃいますが、もちろん一時的に体重は減ると思います。

が、同じものばかり食べていると、その食べものにない栄養素が不足してしまい、結果、代謝の悪い体になって、太りやすい体質になってしまいます。また、疲れやすい・肌荒れ・免疫が落ちて体調不良に陥りやすい等といった症状が出てきます。

体にいいからといって、そればかりを食べるのではなく、野菜類・根菜類・豆類・きのこ類・海藻類・乾物類・魚介類・肉類・発酵食品類・果物類(ドライフルーツも含む)等、色んなものをバランスよく食べることを心がけましょう。その中には、体を温めるもの(生姜・葱類等)も入ります。

それでも、どんなものをバランスよく食べていいか、いまいち分からないという方、色んな色のものを探してみるといいですよ。例えば、

----------------------
赤色:
トマト・赤ピーマン・海老・赤みのお肉やお魚・鮭・苺等。

緑色:
法蓮草・ブロッコリー・アスパラガス・枝豆・大葉・ゴーヤ・ニラ等。

黒色:
黒胡麻・ひじき・黒豆・黒米・わかめ・海苔等。

白色:
豆腐・カリフラワー・白いんげん豆・にんにく・ホタテ貝・白身魚・玉葱・蓮根・長芋等。

茶色:
ごぼう・玄米・雑穀米・さとうきび糖・ライ麦パン・全粒粉パン等。

黄色(オレンジ・黄土色も含む):
レモン・みかん・生姜・黄パプリカ・バナナ・大豆・柿等。
----------------------

でしょうか。。。まだまだありますから、探してみて下さいね。きっと新たな発見があって、楽しいはずですよ。

以上が、ひとつ目の「え」=栄養バランスでしたが、もうひとつの「え」は、エコです。

環境にも優しい食生活をしていると、それは自ずと自分の健やかな体作りにもつながります。例えば、ゴミを減らすために、野菜や魚の皮を捨てないで食べれば、逆に、体には、皮に含まれる優秀な栄養素も補えます。地球が健康であるからこそ、人間も健康でいられると思います。
 

最後に

というわけで、非常に長くなりましたが、この“そのやままきえ”を頭と体にしみこませ、日々の生活にとり入れることで、皆様の人生が、より楽しく・おいしく・明るく・幸せで、満福&幸腹&口福になりますように…。

 

園山 真希絵 Sonoyama Makie
1978年生まれ。フードクリエイター・(株)マキート&RS代表取締役。 雑誌でコラム・料理レシピなどを紹介をするかたわら、 テレビやラジオ番組にも出演。 料理トークショー・講演会・料理教室といったイベント活動も行う。 また、商品開発・食カウンセリング・飲食店経営も手掛けている。

Doctors Me(ドクターズミー)」は、『安心をもっと身近に』というサービスコンセプトをもとに、医師をはじめ、歯科医、薬剤師、介護福祉士、栄養士、獣医の5つの士業・専門従事者にもさまざまな悩みを気軽に相談ができる、総合型健康Q&Aサービスを提供しています。