直径400キロのドゥームギアが空から落ちてくる(イラスト:ミズノシンヤさん)

気になる『ギバギオン』のストーリーは⁉

中村:直径400kmのドゥームギア!!

ジェットさん:運命のギアですね。それが地球に落ちてきて、地球の表面をゴロゴロゴロゴロ転がっちゃったんですよ。

そうすると大地がぼこぼこになってしまいますよね、それをバギーというトラクターで耕すところから物語がはじまります。

中村:おもしろい!

ジェットさん:これは復興の物語です。日本と違って秩序が保たれていない場所で起きた話なので、争いとか権力とか戦いが起きていくんです。ルールがないので。

中村:三国志のようなものとおっしゃっていましたよね。

ジェットさん:三国志っていろんなところに英雄がいて、自分たちの意思とか主義をつらぬくために戦うんです。いろんなキャラクターが主義を持っているという点は似ていますね。三国志好きなんです。

中村:それは全部ジェットさんが考えられたんですか?

ジェットさん:そうです。原案は私で、少しずつ皆さんに色をつけていただいています。

中村:天にも届く巨大タイヤっていいワードですよね。めちゃめちゃでっかいタイヤ(笑)

ジェットさん:めっちゃめちゃでかいです(笑)富士山より10倍もでかい。

中村:タイヤは一個ですか?

ジェットさん:一個です!

中村:一個に対してみんなで戦う……?

ジェットさん:これは物語の序章なんですよね。

「ドゥームギア」っていう巨大タイヤは、エヴァンゲリオンでいうところの「セカンドインパクト」。ガンダムでいうところの「コロニー落とし」です。そっから何年か経ったときの物語なんです。

中村:なるほど。タイヤはどうなってるんですか?

ジェットさん:みんなタイヤのことは忘れかけてるんです。落ちたままで、エアーズロックみたいになっています。

新井さん:その映像もおもしろいですよね。

中村:舞台は西暦何年くらいなんですか?

ジェットさん:ドゥームギアが落ちてきたのが206X年です。物語のはじまりは、209X年。30年後のことですね。

中村:タイヤでグチャグチャになった大地を耕す、復興ということですね!

ジェットさん:そうです、みんながバギー(トラクター)に乗って、大地を耕し始めるんです。そうするとバギーがどんどんでっかくなっていきます!それがバトルを生み出します!

中村:なんでバトルになってしまったんですか?

ギバギオン勢力図

ジェットさん:勢力図というのがあるんですけど、バトルをせずに自分の領土を守っている人たちもいて、だけど自分たちの領土を持ちたいという人が出てきたり……。

中村:なるほど。しかし東京タロウはイケメンですね。

ジェットさん:そうですね。ライバルという形で出てきます。