「命の危険を伴う暑さ」と報道されている8月。暑さで毎日イライラしていたり、外と内の温度差で体がだるくなったりしていませんか?

それだけでなく「物事が自分の思うようにいかない」などと、メンタル面でもストレスを募らせている方も多いのではないでしょうか。

実は、この季節は様々な要因から負のスパイラルに陥りやすい時期なのです。

そこで、カラダ面でもメンタル面でも「遅れてきた5月病?」のような症状が出た筆者がドクターから提案されて実行し、改善が見られたことをまとめました。「なんだかうまくいかない……」と感じている方は、ぜひ一度チェックしてもらえればと思います。

上手くいかない原因は「自律神経の乱れ」!

私たちの身体には、細胞同士が連携するための神経がすみずみに張り巡らされています。神経には、自分の意思で操ることのできる『体性神経』と、自分の意思では操れない『自律神経』の2種類があります。

自律神経は、身体を活発に動かすときに働く『交感神経』と、身体を休めるときに働く『副交感神経』からなっており、これらが交互に働くことで身体のバランスを保っているのです。

この自律神経、実はとてもデリケートで、時としてそのリズムが乱れてしまうことがあります。その原因のひとつが、ストレスです。

特に6〜8月にかけては、精神的なものだけでなく、寒暖差などの物理的なストレスも多い時期。そのため、体がだるかったりヤル気がでなかったり、上手くいかないと感じることが増えるのです。

超簡単!家でできる「セルフ切り替えケア」4つ

実際、筆者は仕事を掛け持ちして休息を取らない日々を送っていたところ、暑くなってきた頃から原因不明のめまいに毎日襲われるようになりました。

病院にいったところ、ドクターからの診断は「自律神経の調節・制御機能が不調になっている“自律神経失調症”です」。それからはドクターから提案されたセルフケアを実行しており、その中でも改善が見られたと感じているケア方法をご紹介します。

1)朝と夜にシャワーを浴びる

起きたばかりの体は、1日の中でもっとも体温が低い状態です。体を活動モードにするためには、体温を上げて交感神経を刺激する必要があります。ですが、この時期は冷房の効いた空間で寝ていたり、冷たいものを摂取したりと、体温が上がりにくい要素が満載です。

ですから、朝起きたら、まず熱いシャワーを浴びて意図的に体温を上げて、交感神経を刺激しましょう。

私はこれを実践するようになってから、起き抜けから昼頃まで続く眠気がかなり抑えられるようになりました。

また、夜にシャワーやお風呂に入ることを欠かさないことで、体に「これから寝るんだよー」というサインを送ることができます。寝付きの悪さが徐々に改善されてきたので、ぜひ試してみてください!