マスク着用によるトラブルも
マスクの使い方を間違うと、思わぬトラブルを招くことがあります。
もっとも多いのが、ゴワゴワした素材のマスクを着けることによる“皮膚の擦れ”です。不織布やワイヤーで肌を傷つけ、かゆみが出ることもあります。ガーゼ素材など柔らかいものを選ぶことで、改善が見込めます。
またマスクをしていると、ニキビや吹き出物が出やすくなる人もいます。暖かく、湿った空気を口元に保つことで、菌が繁殖しやすい環境をつくってしまうのです。これはこまめにマスクを交換して清潔に保つことで、多くの場合解決できます。
マスクの間違ったつけ方
マスクをつけることで風邪予防になるため、この季節はマスクをつけている人を多くみます。しかし、中には間違ったつけ方をしている人もしますので、正しいマスクのつけ方を解説します。
まずは、マスクの上下についてです。マスクを装着する際、プリーツと呼ばれるひだを上下に伸ばして広げて使用しますが、プリーツが下を向くのが正しい装着の仕方です。
マスクの装着方法で、口だけを覆い、鼻が出ている方もいます。口も鼻もマスクで覆うと息苦しく感じるため気持ちは理解できますが、これでは咳が飛散しない効果はありますが、鼻の粘膜からウイルスが入るため正しい装着方法でありません。
着用していたマスクを顎にかけるのも避けましょう。顎には咳による飛散物が付着している恐れがあり、それがマスクの内側についてしまいます。
また、マスクは自分の顔にフィットしているという点も大事です。フィットしていないと隙間から細菌が入り込んでしまい、マスクの役目が十分に果たせません。
マスクは正しく着けることで、性能が最大限に活かされますので、参考にしてください。
このように、美容や健康の敵にも味方にもなるマスク。上手に利用して風邪知らず、肌荒れ知らずで、寒い季節を乗り切りたいですね!