幅広いユーザーが楽しめる工夫が満載
今年のSUBARUブースのコンセプトは「モータースポーツファンはもちろんのこと、そうでない人にも愉しんでもらうブース」となっている。
普段運転席に座る機会のないお子さんが座ることができる「キッズライド」や、SUBARUレースクイーン「BREEZE」によるオンステージ、そしてスバルスターズによるブースレポートなど、車にまったく知識のない方でも、楽しむ機会がいくらでも用意されている。車に興味が無い来場者も含め、つまり車に造詣の深い人もそうでない人も全員が楽しめる、うれしいサービスではないだろうか。
モータースポーツでも新たなチャレンジを展開!
もちろんコアなレースファンに対する心配りも忘れてはいない。昨年は残念な結果を残したニュルブルクリンク24時間レースやSUPER GT シリーズについて、辰巳総監督自ら今年の雪辱にむけた若返り体制を発表した。
ニュルブルクリンク24時間レースは佐々木孝太(日本)、マルセル・ラッセー(ドイツ)、カルロ・ヴァンダム(オランダ)、ティム・シュリック(ドイツ)の4名、SUPER GT シリーズは井口卓人、新たに加わる山内英輝の2名体制で臨む(※敬称略)。発表では辰巳監督のほか、佐々木選手、井口選手、山内選手が登場した。
今年もSUBARUは一般の自動車メーカーと違い、レース車から市販車への技術フィードバックではなく、市販車からレース車へのフィードバックを引き続き実施していくと力強く述べ、市販車こそが最高の水準でなければならないとの姿勢をはっきりと打ち出した。これはスバリストにとっては嬉しいかぎりではないだろうか。
その後行われた、ニュルブルクリンク耐久24時間レース、またSUPER GT シリーズに参戦するレーサー自ら参加するトークショーも、来場者に対して、極めてフレンドリーなセッションとなっている。
今年のレースに対する体制発表や意気込みだけでなく、実際にレースに参加した人間でしかわからないレース中に繰り広げられる臨場感あふれた裏話を聞けるシーンや、レーサー同士の笑顔あふれる冗談の言い合いのシーンは、SUBARUのファンのみならず、ふとブースを訪れたゲストでも充分興味がもてるものとなっており、時間が過ぎ去るのを忘れてしまうほどだ。
そして最後にはファンなら、のどから手が出るほど欲しいSUBARUグッズのプレゼント(サイン入り)があるのも見逃せない。これもSUBARUファンのみならず、車という媒体を通じて世間の人々にその存在をアピールすることがファンサービスの第一と考えるSUBARUの姿勢を示している。
ライブ配信&Twitterで、自宅からでも参加できる!
またインターネットを活用した取り組みもスピード感があふれている。前回のニュルブルクリンクでも好評だったUstreamのライブ配信を東京オートサロン会場でも実施するだけでなく、加えてニコニコ動画でのライブ配信も行うことに。会場に足を運べない人でも臨場感あふれた放送を愉しむことができる新機軸だ。
またTwitterを通じて、SUBARUコンセプトカーについて知りたいこと、見たい部分などがあれば、ハッシュタグのついたツイート(#subaru #tas2015)をするだけで、会場スタッフが会場の写真やVine動画をアップしてくれるというリアルタイムなサービスを展開してくれる。
このように、SUBARUブースでは「ただ車を展示しているだけ」のつまらないコンセプトからはかけ離れた「究極の愉しい」ブースを運営している。幕張メッセに足を運べる方は、是非。時間的・場所的に無理な方は、ライブ配信やTwitterでその雰囲気を味わってみてはいかがだろうか。
TOKYO AUTO SALON 2015 with NAPAC
会場:幕張メッセ
1月10日(土) 9:00~18:00 一般公開日
1月11日(日) 9:00~17:00 一般公開日