テレビドラマ「昼顔」が終了してはや数ヶ月。未だにワイドショーでは、昼顔妻の実態が特集として組まれるなど、まだまだ昼顔ブームは廃れていないようです。この現象は、それほど“不倫”に対する興味が強い…ということなのかもしれません。

妻たちは、浮気や不倫について、どのように考えているのでしょうか。今回は、夫が不倫している場合、妻自身が不倫している場合の妻の本音について、これまで私が見聞きしてきたエピソードをもとにお届けしたいと思います。

 

夫が不倫~妻のひと言

「今の私にとっては、子どもが一番大切。だから、夫が浮気していても、隠し通してくれるならいい」

と言うのは、夫から不倫の事実を告げられた妻。さらに「言わなきゃ平和に暮らせたのに、何で言うの?」と夫に告げました。

このときの妻のショックは計り知れないものがあります。が、妻のひと言は「夫婦がうまく行っているフリでもいい」「あなたは稼いできてくれればいい」というように、子どもがいれば夫の行動には関心が薄い…と聞こえなくもない。

この夫婦の場合、夫は、離婚を覚悟して妻に告げたわけですが、妻にとっては、夫に恋人がいたとしても、今の生活を崩されなければ、波風を立てる必要もないと考えたようです。もしかすると妻は、夫の不倫に気付いていたけれど、気付かないフリをしていたのかもしれません。それが、夫が不倫を告白した時点で、全てが変わってしまったわけです。

夫が言わなければ、妻は広い心で、夫婦として、子どもの親として付き合って行く覚悟をしていたのかもしれません。妻のそんな決意を、夫がぶち壊したのかもしれません。それ故に「何で言うの」というひと言が出たのです。

 

浮気・不倫のルール!?

長い人生の中で、酸いも甘いも経験してきた熟年男女に話を聞くと、もしも恋人と一緒にいる現場を夫・妻に目撃されても「しらを切り通す」のがルールだと言います。そういう意味で、ルール違反をしたと言えるのが上記の男性。

でも、不倫男性をかばうわけではありませんが、妻に「言わなきゃ平和に暮らせたのに」と言われたこの男性の複雑な気持を考えると同情したくもなってしまいますが…。この夫婦が離婚したという話は聞かないので、夫婦は、そんな一時の傷も忘れて人生を共に歩けるものなのかもしれません。