エンディング曲を担当するのは何と、三森すずこさん!

オープニングでのオーイシさんの抜擢に代表されるように、どちらかというとアニメでのお仕事の印象が強いクリエイターが多数参加している『ウルトラマンR/B』。

フレッシュな顔ぶれが揃った本作のエンディング曲は、何と人気声優の三森すずこさんが担当。三森さんは『ウルトラマンジード』に声優、役者として出演(レム役)しており、2年連続で同シリーズに関わることに。

三森さんが歌う『夢飛行』は、ソロ名義での最新アルバムとなる『tone.』に先行して収録されていた楽曲で、ゆっくりとしたテンポに乗せて、その歌声を聴かせるバラード曲です。

こちらも意外性のあるキャスティングですが、この曲がとても『ウルトラマンR/B』のドラマ性にフィットしています。

様々な読み解き方が可能な普遍的な情愛を描いた歌詞は、ドラマの各登場人物の心情に置き換えができ、見事にストーリーとシンクロ。

『Hands』がストレートに主役のウルトラマンの姿を描いた王道の特撮ソングだとすると、こちらは、また違った方向からヒーロードラマが持つ物語性にピッタリと寄り添う一曲といえるでしょう。

人気アニソンアーティストに、人気声優が歌う主題歌。どうですか? これだけでも、普段は特撮ヒーロードラマに興味がない人でもアニソンファンならば気になってきませんか?

数々の人気アニメで名曲を生み出してきたコンポーザーが劇伴に初参加!

そして、主題歌と並び見逃せない……いや、決して"聴き"逃せないのが、本作の劇伴です。

本作のサウンドトラックを作り出しているのは、何とあの高梨康治さん! 『プリキュア』シリーズや『FAIRY TAIL』、『NARUTO』といった人気アニメの音楽を世に生み出し、劇伴を手掛けたアニメ作品は数知れず。

メタリックなサウンドや和楽器を駆使した特徴的なサウンドは、強靭なメロディーラインと共に聴く者に強い印象を残してきました。

そんな高梨さんではありますが、意外なことに特撮関連のお仕事はアニメのお仕事に比べると数が少なく、テレビドラマのウルトラシリーズ本編への参加も今作が初となります。

勇壮なサウンドからコメディタッチなトラックまで、高梨さんが作り出す様々な音楽は、『ウルトラマンR/B』の作品世界をこれ以上ない程に盛り上げており、主題歌と併せてこちらもアニソンファンならば必聴です!