光るパーカーの仕組みは、こんな感じになっています。
仕組みといっても、LEDを並列で繋ぐだけのカンタンなお仕事です。
まずは、前ページで紹介した導電糸です。
細さの種類はあるのですが、今回は太めの糸を使用しました。
そしてLEDは、LilyPad高輝度青色LEDを使います。
LilyPadシリーズは、布や衣服に縫い付けて使用するために開発されていて、両端に開いた穴に導電糸を縫うことによってLEDを光らせることができます。
また、最初から抵抗が実装されているので便利です。
スイッチは、基板用のやつで導電糸で縫い付けることが可能なものを選びました。
いきなり縫い付けるのは怖いし、最初は「糸なのに電気が通るなんて絶対嘘でしょ。21世紀なのに車は空を飛んでないしそんなに技術は進歩してるわけないじゃん! 俺は騙されないよ~~」って思っていたので、フェルトに導電線でLEDを縫い付けてテストしてみることにしました。
はい。ちゃんと光りました。
すごい。
導電糸すごい。
それではさっそく、5年くらい着てるユニクロのパーカーに縫い付けていきましょう。
針を使って導電糸を縫います。リード線を使ったハンダ付けと違って、電気を通す部分が裸の状態なのでショートしないように気をつけて、プラスとマイナスの糸の道を分けながら縫いましょう。
縫い物なんて滅多にやらないので少し時間がかかりましたが、なんとか10個のLEDを縫い付けることができました。
同様に、スイッチを首元の部分に縫い付けました。
そして、電源との線をファスナーの裏側に隠すようにして配線。
電源をパーカーのポケットにしまって完成です。線は内側を通したので、外側には線が見えないようにしました。
それではさっそく、この光るパーカーを着て外に出てみたいと思います。