企業×デザイナーが協創する「REMARE Plastic SUMMIT 2026」を「THE CAMPUS」で開催
コクヨ株式会社(本社:大阪市/社長:黒田 英邦、以下「コクヨ」)およびコクヨグループでEコマースサービスを提供する株式会社カウネット(本社:東京都港区/社長:宮澤典友、以下「カウネット」)は、株式会社REMARE(本社:愛知県名古屋市/代表取締役:間瀬雅介、以下「REMARE」)が主催する「REMARE Plastic SUMMIT 2026」に共催企業として参画し、10月13日(火)~16日(金)にコクヨ東京品川オフィス「THE CAMPUS(ザ・キャンパス)」にて展示会を開催します。

本プロジェクトは、日本で唯一サーマルリサイクル(焼却時の熱エネルギーを発電等に利用する方法)でしか扱えなかった廃プラスチックをマテリアルリサイクル素材として再生する技術を持つREMARE社と、7組のものづくり企業・デザイナーが協働し、廃材が持つストーリーと新たな価値を社会へ提案する取り組みです。
1. 共催の背景と意義
(1)「約60%の廃プラスチックが焼却されている」という現実
廃プラスチックの約60%(※)は、サーマルリサイクルにより処理されています。これは「素材としての循環」ではなく限られた資源が失われる処理方法であり、世界的にもサーマル依存の限界が指摘されています。真の循環型社会の実現には、「燃やす」から「貯蔵する」といった、従来とは異なる新たな選択肢を検討することが求められています。
(※)出典:一般社団法人 プラスチック循環利用協会『プラスチックリサイクルの基礎知識2025』
(2)コクヨ・カウネットが目指す「捨てない社会」への貢献
コクヨグループは、循環型経済の進展に向け、省資源の徹底および廃棄物のリサイクル率向上、ライフサイクルの各領域において資源循環に配慮した商品・サービスの開発、個々人にあった捨てないライフスタイルの提案を通じ、サプライチェーン全体で「捨てない社会の実現」に取り組んでいます。
REMARE社は、サーマルリサイクルでしか扱えなかった廃プラスチックを、独自の「加熱圧縮」技術によりマテリアルリサイクルとして扱える手法を確立しました。燃やされるはずだった廃プラを個性ある「再生プラスチック素材」へと変換し、限られた資源を社会に貯蔵する選択肢を提示しています。
今回、REMARE社の独自技術である「加熱圧縮」によるマテリアルリサイクル手法と、デザインの力で素材の可能性を具体化する本プロジェクトの理念に共感し、共催企業として参画することを決定しました。

再生プラスチック素材のサンプル
(3)「THE CAMPUS」が果たす役割
「働く・暮らす・学ぶ」の実験場として2020年に開設した「THE CAMPUS」は、多様な人々が交わり、新しい価値を共創する場です。本展示会を通じて、リサイクルプラスチックが「選ばれる素材」として建築・プロダクト業界に根付くための認知拡大と、業界を超えた対話の場を提供します。
「THE CAMPUS」ウェブサイト:https://the-campus.net/
2. 「REMARE Plastic SUMMIT」について
本プロジェクトは、国産リサイクルプラスチックを代替品ではなく、建築やプロダクトの現場で「選ばれる素材」として根付かせることを目指しています。
2025年の第1回開催では、5組のクリエイターがさまざまな廃棄プラスチックを原料としたREMAREの素材を活用して作品を制作。第2回となる2026年は、クリエイティブディレクターにインダストリアルデザイナー・NAO IWAMATSU(ナオ イワマツ/岩松直明)氏を迎え、7組の企業・デザイナーが参加します。
素材提供元となる日本のものづくり企業と気鋭のデザイナーがタッグを組み、廃材の特性やストーリーを汲んだプロダクトを作り上げます。デザインされたプロダクトは展示会場で素材のストーリーと合わせて公開し、バージン材にはないリサイクルマテリアル独自の可能性を社会へ提案します。
プロジェクトが目指すもの
・資源を「燃やす」から「貯蔵する」へ:従来焼却されていた廃プラスチックを、個性ある再生素材として社会に貯蔵
・経営戦略としてのサステナビリティ:表層的なエコ活動ではなく、社会実装まで見据えた企業の中長期的課題解決
・業界を超えた知見の共有:建築・プロダクト業界における施工知見の蓄積と、素材の使用イメージの共有促進
・協創モデルの構築:企業・デザイナー・地域が連携する、持続可能な社会実現のための新たな協創の形

写真左:REMARE Plastic SUMMITが目指すサイクル 写真右:イベント開催に向けたプロセス
■開催概要
イベント名:REMARE Plastic Summit 2026 Exhibition 2
会期:2026年10月13日(火)~16日(金)
会場:コクヨ株式会社 東京品川オフィス「THE CAMPUS」 1階 “BOXX”
https://www.kokuyo.com/space-solution/cases/boxx-hiverary/
住所:〒108-8710 東京都港区港南1丁目8番35号
主催:株式会社REMARE
共催:コクヨ株式会社、株式会社カウネット
参考
・クリエイティブディレクター
NAO IWAMATSU(ナオ イワマツ)|岩松 直明
東京を拠点に活動するインダストリアルデザイナー。伝統文化や現代のものづくりへの問いを起点に、素材や技術の特性、企業の思想やビジョンを体現するデザイン開発を数多く手がけます。近年はイタリアやメキシコなど、日本国外のメーカーや職人とのコラボレーションも積極的に展開しています。
https://naoiwamatsu.com
・参加企業・デザイナー(五十音順)
(1)企業
コクヨ株式会社(※)、カンロ株式会社、株式会社デンソー(※)、株式会社フジシールインターナショナル、日東工業株式会社、三坂ライト工業株式会社、三菱電機株式会社(※)
(※)インハウスデザインチームでの参加
(2)デザイナー
AATISMO(アーティズモ/海老塚啓太、中森大樹、桝永絵理子)、阿部憲嗣、M&T(池田美祐、倉島拓人)、進藤篤、吉添裕人
・株式会社REMAREについて
「燃やさず、埋め立てず、プラスチックを社会に貯蔵する」というミッションのもと、再資源化が難しい複合プラスチックの循環の仕組みづくりを支援しています。従来は焼却・埋立処理に回されてきた多層材・複合材などの廃プラスチックを、独自技術により意匠性と強度を兼ね備えたマテリアルとして再生します。素材開発からプロダクト化、空間実装、社内浸透、外部PRまでを一貫して支援する伴走型ソリューションを提供しています。
公式サイト:https://remare.jp
Instagram:https://www.instagram.com/remare_jp/
・コクヨグループの「捨てない社会」実現への取り組み
コクヨグループは、循環指針「SUTENAI CIRCLE」を掲げ、「捨てない」ことを前提としたモノ・コトづくりに取り組んでいます。2025年12月には、コクヨ東京品川オフィス「THE CAMPUS」で企画展「SUTENAI STATION exhibition」を実施。オフィス内のごみの分別実態を調査し、クリエイティブなアプローチで社員の意識・行動変容を促しました。
https://www.kokuyo.com/news/release/251223cs1/
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