港北区の急坂たち
港北区といえば現在2位と3位の急坂を輩出しているほか、Aランクの坂が続出した急坂最密集区のひとつである。
さて、今回はどんな坂たちが待っているのか、と楽しみにしながら最初の坂を目指していたときは、やがていくつもの困難な道程が行く手に立ちはだかるとは思っていなかった。いや、かすかに予期していたが、そのときは気に留めていなかった。
港北区新吉田町4197付近の坂・・・12°(21.2%)
果樹園の向かい側に現れたその坂は、坂下からの眺めは穏やかな表情を見せていたが、上り始めるとなかなかのロングディスタンス坂であることが明らかに。
長い坂の全体としては8°~10°といったところだったが、上の写真の中腹あたりで角度を増して12°をマークした。
港北区高田東2-23と30の間にある坂・・・8°(14%)
続いてやってきたのは住宅街を抜けていく直線的な坂道。
坂の最後は階段のなかへ吸い込まれて消える。
おや、行き止まりだ、と思って地図を見ると、平行して走っている坂がある。階段坂をA坂とすれば、平行して走るB坂は行き止まる手前で左折できるので、行き止まりにはならなさそうだ。
というわけでB坂に向かってみると、A坂よりも奥行きがあり、その奥行きの分だけ迫力もある坂だった。
港北区高田東2-21あたりの坂・・・8°(14%)
B坂のほうが急に見えるので少し期待して測定器を置いたが、記録はやはり8°だった。
ただし、坂を上っていった先にある奥行き部分は12°をマークしたが、記録を阻む痛恨の「この先行止まり」。
上っていって突き当たりを左折するとなるほど階段が待ち受けていた。
とここまで書いたところで、何かが違う、と思い地図を確認。「綱島ゴルフ練習場」は検索では特定できなかったが、「港北区高田東2丁目23番と30番の間 にある、高田東小学校前交差点から高田駅方向への坂(元・綱島ゴルフ練習場横の坂)」という投稿の「綱島ゴルフ練習場横」という説明や「高田小学校前交差 点から高田駅方面」はどうもイメージが食い違う。
そこで地図をよく調べてみたところ「高田東3-23と2-30の間の坂」なのではないかと思い、再び計測しに出かけた。