東方神起
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今月27日には、いよいよ日本デビュー記念日を迎える東方神起。チャンミンが「今年2015年で、なんと! 僕たち東方神起が日本デビュー10周年を迎えました!」と切り出すと、バンドの演奏も交えて大盛り上がり。ユンホは喜びいっぱい大きく腕を挙げて…挙げて…挙げて…、どうにも振り下ろさない。チャンミンが下げてくれるのを待っているようだが、チャンミンはユンホを放置。やっとユンホの腕を下げたチャンミンは「(きょうは)思う存分好きなだけやってみなって思って」とニヤリ。こんなやりとりに、会場は和む。

「自分たちの口で言うのは恥ずかしいんですけど」と前置きしつつ、「10周年て、決して短い時間ではないからスゴイことだと思いますよね」としみじみ話すチャンミン。「東方神起は皆さんと一緒にともに小さなステージから頑張って、だんだん上がってきて、このドームのステージができるようになりました。ふたりだけじゃなくて、見えないところで頑張ってくれるスタッフさんとここにいる皆さんのおかげです」とユンホ。いつも感謝の気持ちを忘れないふたりに大きな拍手が送られた。

そして、この日は所属事務所の会長の姿も会場にあり、チャンミンが「東方神起のことをつくってくれた生みの親である方がここにいらっしゃってます。イ・スマン先生です」と紹介すると、「ふたりにとって恩人だから…」と会場とともに“イ・スマン コール”を。イ・スマン氏も笑顔でペンライト(しかも「T」持ち)を振り、頭上で大きくハートを作って5万5000人の大合唱に応える一幕も。そして、チャンミンが「何よりここにいらっしゃってるファンの皆さん恩に着ます」と感謝の言葉を口にし、ユンホは「もっと頑張ります」とさらなる飛躍を誓った。

ここまでのトークはアリーナ中央のサブステージでのこと。“奥の皆さんが待ってるから…”と、ぴったりなネタで移動を開始。お笑いコンビ・どぶろっくの歌ネタで「♪もしかしてだけど~ 向こうでおいらを誘ってるんじゃないの~」と無駄にハモりながらアリーナ後方へ。他にも、8.6秒バズーカのリズムネタ「ラッスンゴレライ」や、これまでのツアーで披露してきた、世界のナベアツのネタをアレンジして、「2の倍数で大滝秀治、3の倍数でブルース・リー、5の倍数でマイケル・ジャクソンになります!」とはりきるユンホ。「1…2…3…4…ッア5!!」と少々壊れ気味のユンホ。しかし、ハードルを上げ過ぎたためか、6以降を忘れてしまい……チャンミンも思わず「複雑(笑)」。

そんなチャンミンに、ユンホは「チャンミンは新しいネタ、何かないですか?」とムチャ振り。“ネタは無い”というチャンミンは、「皆さんがご存知の曲を一瞬だけ歌います」と『Forever Love』(2007年発売)をアカペラで披露し、伸びやかな歌声をドームいっぱいに響かせた。誰もがもっと聴きたいと思ったところで、「はい、わかりました~ラッスンゴレライ」と、ユンホがまさかのカットイン。会場の意と反して、実は、はやく終えたかったようで、「もうちょっとはやく切って終わりたかったぁ」とこぼすチャンミンに、「僕も、この曲聴きたかったぁ」とユンホが切り返す。会場から「もう1回」というコールが沸き起こるも、「逆効果で、もっと次の曲に行きたくなりました!」と天の邪鬼っぷりを大発揮し、次の曲に行こうとするチャンミン。加えて、ユンホも加勢するように「みんなが、『えー』って言ってもね、東方神起のペースでいくからね、ごめんな…さい」と足首をクイッと曲げてお茶目に謝罪し、会場を沸かせた。

東方神起ライブレポート後編に続く