お店だけではありません。何かを選択する時、例えば買い物の時もそれは顕著です。一度気に入ったら同じメーカーやブランドものにこだわるのが男性脳。パソコン関係はアップル商品しか買わないといった人に、私も出会ったことがあります。女性脳はその逆で、自分がその時に気に入ったら、メーカー・ブランドを問いません。

「子どもの頃にハマった電車や車やプラモデルを、大人になっても趣味として続けているのは圧倒的に男性です。大人になった今も『ドラゴンボール』のアニメや漫画を見るのも男性です。ところが、女性の場合、大人になったらもうバービー人形で遊んだりすることも、『セーラームーン』のアニメを見ることもありません」(同書より)

こちら改めてご説明しますが、男性だからすべて男性脳というわけではありません。女性でも男性脳の持ち主がいますし、逆もまたしかりです。女性のなかには今でも子どもの頃に憧れたものに対し、今でも大切に扱っている人がいます。

女性脳の例の一つで、「ネガティブストーリーを作り上げてしまう」というものが同書で紹介されています。

友人や同僚がヒソヒソ話しをしているところを見かけた時、あなたはどのように感じますか?

「私のことをウワサしてるんじゃないかしら」「もしかして私の悪口を言ってるのかも」と感じてしまったら、これは圧倒的に女性脳にありがちな傾向だそう。「あそこのヒソヒソ話、絶対に私のことだ」→「そういえば、この前、あの○○さんとケンカした」→「だから、あのときのことを怒って悪口を言っているに違いない」と自分のなかでネガティブなストーリーを作り上げてしまうのです。

逆に男性脳は「自己完結」のタイプだそう。遠くでヒソヒソと話している姿をみても、人は人、自分は自分と切り離して考えることができるのです。ですので、勝手にネガティブストーリーを考えることもなく、程良い距離感のままでいられるのです。

「もし、女性脳の人がこのようなネガティブスパイラルに陥ってしまったら、まず自身の脳の特性を思い出し、『あ、また私、自分のことに関連付けちゃっているな』と思うことです。そうするだけで、女性脳の人の場合は、かなりのストレスを軽減できると言っても過言ではありません」(同書より)

DaiGoさんは女性脳の方の対処法を同書で紹介しています。確かに確実に自分のことを言っているのならまだしも、どっちともつかない状況ですべて自分に当てはめていては身体が持ちませんよね。女性脳の方は自身の特徴を把握し、うまく対処してみてはいかがでしょう。

【書籍情報】
『男女脳戦略。』DaiGo著 ダイヤモンド社