【2026年11月3日発売】                                  寛延3年創業、270年余の歴史が育む水のテロワールと長期熟成スパークリング日本酒


SHICHIKEN EXPRESSION 2013&2018

山梨・白州の老舗酒蔵、山梨銘醸・七賢(創業1750年)は2026年11月3日、熟成酒のシリーズ
「EXPRESSION」の最新作「SHICHIKEN EXPRESSION 2013&2018」を発売いたします。

醸造家の「表現」を形にした熟成酒の限定シリーズ「EXPRESSION」は、日本酒とアートが響き合う場所を目指し、ラベルへ芸術作品を纏わせてきた長期熟成スパークリング日本酒シリーズです。
本作は、19世紀を代表するフランスの画家ジャン=フランソワ・ミレーの名画《夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い》をラベルに冠し、これまで重ねてきた物語の集大成として静かに、しかし華やかに締めくくります。手がけるのは寛延3年の創業から270年余、清らな水で名高い山梨・白州に蔵を構える山梨銘醸・七賢。水と共に歩む酒造りを貫きながら育んできた本シリーズの集大成となる「SHICHIKEN EXPRESSION 2013&2018」を、2026年11月3日、2,000本の数量限定で発売します。

七賢EXPRESSIONシリーズ ― ミレー作品と開発ストーリー
造り手が持ちうる最大限の技術と経験を注ぎ込み、芸術と融合させた「EXPRESSION」シリーズでは、世界的アートとのコラボレーションを通じ、日本酒の新たな可能性を追求しています。本シリーズは、七賢に代々受け継がれてきた貴重な古酒を基盤とし長い時をかけて蓄積された蔵の財産ともいえる純米大吟醸古酒を用いることで、唯一無二の奥行きと深みを実現しています。
その七賢が蔵を構える山梨県の山梨県立美術館は、ジャン=フランソワ・ミレーの作品を70点以上所蔵する美術館です。そのうち12点の油彩画は、作品の魅力をより多くの人々へ伝え、貴重な文化財をできる限り正確な形で未来へ残すことを目的として、2020年から5年をかけて高精細撮影プロジェクトによって撮影されました。その高精細画像を活用しアートと日本酒を結びつける新たな取り組みとして誕生したのが「EXPRESSION」シリーズです。

ミレー三部作の集大成 《夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い》
2022年にリリースされた第1作「SHICHIKEN EXPRESSION 2006」では《種をまく人》、2025年の第2作「SHICHIKEN EXPRESSION 2012」では《落ち穂拾い、夏》を採用。そしてシリーズの集大成となる本作では、《夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い》をラベルに使用しています。ミレーが1850年代から60年代にかけて繰り返し好んで描いた羊飼いは、単なる労働者ではなく、自然を深く理解し、羊を守る存在でした。羊たちをひとつの群れとして導くその姿には、自然とともに生きる人の営みが表現されており、背景に広がる平原と夕日の沈む空は、ミレーが自然の描写にも注力していた事を物語っています。



《夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い》   1857-60年 山梨県立美術館所蔵

作品に重ねられた、二つの異なるヴィンテージの出会い
本作「SHICHIKEN EXPRESSION 2013&2018」は、2013年と2018年に醸造された純米大吟醸をブレンドしたスパークリング日本酒です。長い年月を経て深い熟成の表情を育んだ2013年ヴィンテージと、より若々しい生命力と伸びやかさを残した2018年ヴィンテージ。それぞれが異なる時間を歩み、異なる個性を育んできた二つの酒は、響き合いながらひとつの調和へと導かれます。
羊飼いが群れを導くように、七賢は二つの時間をひとつの味わいへと導きました。
夕暮れが昼と夜の境界であるように本作もまた、二つのヴィンテージが交わる“時間の境界”から生まれた一本です。その味わいには、それぞれの酒が歩んできた年月と新たな調和によって生まれた表情が刻まれています。

ヴィンテージ2013 & 2018:深い熟成感と発泡のエレガンスが見事に調和
2013年と2018年、それぞれの個性を持つ純米大吟醸を、添(そえ)・仲(なか)・留(とめ)の三段仕込みにおける「留(とめ)」の水の一部として使用して醸した、スパークリング日本酒です。白い花やシャインマスカット、熟した洋ナシを思わせる華やかなアロマに、ヴィンテージ由来の繊細なニュアンスが重なります。
口中では、きめ細かな泡がなめらかに広がり、豊かな旨味と伸びやかな酸が立体感のある味わいを形づくります。余韻には、長期熟成による複雑性と上品なミネラル感が続き、優雅で洗練されたフィニッシュを演出します。
手間と歳月を尽くして仕立てられたこの一本は、アートを愛する方への特別な贈り物として、あるいはミシュランの星を戴く美食の舞台において、そして日本酒を愛するすべての方へ忘れがたい一杯となることでしょう。



SHICHIKEN EXPRESSION 2013&2018

「日本酒を、世界のダイニングで語られる国際的な飲料に育てたい。アートとともに物語を紡ぐ酒造りは、その思いに応える私たちの『表現』の一つです。長期熟成させた古酒をスパークリングという繊細な製法で仕上げる手法は、業界初となる試みだと思います。『SHICHIKEN EXPRESSION 2013&2018』は、美食という舞台の上で、日本酒の新しい章を刻む一本になると信じています。」
― 北原対馬(山梨銘醸株式会社 代表取締役社長)

《夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い》の使用にあたっては、ミレーの世界的コレクションを所蔵する山梨県立美術館から監修・協力を受けました。本作に採用された作品は、同館が誇る所蔵作品のひとつです。
「19世紀にミレーがこの作品に込めたまなざしは、今なお色褪せることがありません。美術館を出て、日本酒という全く異なる文化の器に宿ることで、それぞれの表現を通じた自然の恵みが感じられることでしょう。」―青柳正規氏(山梨県立美術館 館長)

また本作のパッケージデザインは、三部作を通じてアートディレクターの葛西薫氏が手掛けました。「ミレーの作品が持つ普遍的な価値と七賢が守り続けてきたものづくりの精神。この二つを結び、
過去から未来へと続く物語をボトルデザインに込めました。」―葛西薫氏(アートディレクター)

19世紀のミレーが見つめた人と自然の関係性は、現代を生きる私たちにも多くの示唆を与えます。本プロジェクトは、その視点を日本酒という文化を通して次世代へ受け継ぐ試みでもあります。

七賢のテロワール
七賢は、白州という土地の恵みと真摯に向き合いながら、国境を越えて共感を生む酒を目指してきました。その背景には、自然の個性を映し出すテロワールへのこだわりと、次代を見据えたサステナブルな酒造りがあります。七賢の酒造りを支えるのは、白州・甲斐駒ヶ岳のふもと、花崗岩層を27年かけて濾過された天然の伏流水です。自社敷地内の水源から汲み上げられたこの水は、ミネラルをほどよく含み、まろやかでやさしい口当たりを生み出します。
1750年の創業以来、仕込みから瓶詰めに至るまで一貫してこの水を使用し、自然の恵みを生かした白州の水を体現する酒造りを実践しています。醸造事業を通じて長く地域と共に歩んできた七賢は、原料米の地元生産体制の構築、酒造副産物である酒粕を活用したスピリッツの開発など事業全体をサステナブルに設計する取り組みを行っています。








・商品名:SHICHIKEN EXPRESSION2013&2018
・数量限定販売:2,000本
・発売日:2026年11月3日 *山梨県立美術館 開館記念日
・使用古酒:純米大吟醸(2013年、2018年)
・アルコール度:12%
・容量/価格:720ml /22,000円(税込)
・ラベル:《夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い》ジャン=フランソワ・ミレー(1857-60年)
・販売店:七賢直営売店(酒処大中屋)、公式オンラインショップの他、百貨店、専門店等



「SHICHIKEN EXPRESSION」シリーズについて
酒造りの伝統の技術と世界的アートとのコラボレーションによって誕生した三部作は、独自のアプローチで酒の「表現」を追求し、味覚とビジュアルの両面から豊かな体験価値を提供します。本シリーズではミレー作品の他、キース・ヘリング作品によるSHICHIKEN EXPRESSION 2018, 2019, 2020も発表しています。

ジャン=フランソワ・ミレー 三作品
山梨県立美術館の監修のもと、同館所蔵の作品をラベルに使用。熟成酒を通して、「人と自然の営み」というテーマを酒に昇華させています。
第1 作:「SHICHIKEN EXPRESSION 2006」/ ラベル《種をまく人》1850年
2006年に醸造された大吟醸古酒を貴醸酒とし2種類の酵母で様々な味わいの幅を表現。爽やかな果実味やトースティーな穀物感など複層的な味わい。発売:2022年3月

第2作:「SHICHIKEN EXPRESSION 2012」/ ラベル《落ち穂拾い、夏》1853年
2012年に醸造された純米大吟醸古酒を貴醸酒として使用。フレッシュで丸みのあるスタイルで、青リンゴ、マスカット、新鮮なハーブ、繊細な舌触りとしっかりとした後味と複雑で重層的なフィニッシュ。発売:2025年8月



右から第1作 EXPRESSION 2006、第2作 EXPRESSION 2012、最新作EXPRESSION 2013&2018

七賢 EXPRESSIONミレー作品シリーズの詳細は こちら から
山梨県立美術館について
1978年に開館した公立美術館。ジャン=フランソワ・ミレーの作品を70点以上所蔵し、「ミレーの美術館」として親しまれている。現在の館長は、西洋美術史・考古学の第一人者である青柳正規氏。アートを核とした地域文化の発信に積極的に取り組んでいる。

葛西薫氏について
1949年北海道生まれ。1973年サン・アド入社。サントリー、ユナイテッドアロ―ズ、虎屋などの広告制作、およびアートディレクションのほか、映画演劇の宣伝制作、CIサイン計画、パッケージデザイン、ブックデザインなど多岐に活動。著書に『図録 葛西薫1968』(ADP)がある。

山梨銘醸・七賢について
1750年、初代・北原伊兵衛が旅の途中で白州の銘水に出会い、この地に創業。山梨県北杜市白州に蔵を構え、甲斐駒ヶ岳の雪解け水と地元産の米を用いた日本酒を醸造している。1880年には、明治天皇の巡幸の折に行在所に指定された蔵としても知られる。代表銘柄は「七賢」。近年はスパークリング日本酒や長期熟成酒にも注力し、国内外で高い評価を得ており、2025年には世界最大級の酒類コンペティションIWC(International wine challenge)にて最高賞“チャンピオン・サケ”を受賞。2026年には蔵元の文化屋敷を再生した一棟貸しの宿泊施設「宿場 esoto(えそと)」を開業し酒蔵が行うまちづくりのロールモデルを目指す。北原対馬が第十三代蔵元を務め、伝統と革新を融合させた酒造りを推進、白州の豊かな自然と清冽な水を生かし、持続可能な酒造りを通じて地域と世界を結ぶ新たな価値を追求している。また2025年には農業部門を新設し、自社での酒米生産にも取り組んでいる。
https://www.sake-shichiken.co.jp/
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