5. 地獄排骨(スペアリブの激辛ソース炒め) ★★★★
辛さマークが4つの烈辛。★が1番多いよ!
地獄という名前の通り普通の唐辛子と漬け唐辛子のダブルパンチ。
ひと口食べると・・・うっ旨い! スペアリブがやわらく骨からの身離れもよい。
あとからじんわり辛さが追いかけてくるのだが・・・これも旨さを引き立てている。これまでの料理で舌が辛さに慣れたのかも。
6. 奶皇糯米糍(カスタード入りココナッツ団子)
もちもちの食感で甘過ぎずココナッツの香りがふわっと広がる。
口の中が一気に落ち着いて万田に笑顔が戻ってきた。
7. 激辣担担刀削麺(激辛タンタン刀削麺) ★★★/☆
ここまで10品食べてきて、シメのメニュー的存在な刀削麺。けっこうお腹もいっぱいになってきましたがこれは別腹。胡麻と山椒の香りがメリハリになってモチモチの麺をペロッと食べられる。
小麦が穫れるので麺類が盛んな山東省出身、刀削麺専門の麺職人が作る刀削麺。
スープも飲み干したら一気に汗が噴き出してきたので・・・
8. 四川泡菜(四川風特製おしんこ) ★★
コチラは最初から出てくるお口直しに欠かせないメニュー。
酢漬けのせロリやニンジン、カブがヒリヒリした口を整えてくれる。
9. 爽口果盤(季節のフルーツ)
汗だくの万田をリンゴとオレンジが優しく包んでくれた。
最初のバンバンジーからここまで辛さを感じる喜怒哀楽があり、料理が出てくる順番も計算されている。
これでコースが終わってしまうのか・・・という寂しさも感じつつ、ヒートアップした口の中を爽やかにホッとさせてくれる最後の一品だった。
取材を終えて
コースを全ていただいた後に感じたのは、お腹がいっぱいになった「満足感」と汗をかいたにもかかわらずとても清々しい「スッキリ感」。これはこだわり抜いた調味料や食材、そして四川省からやってきたシェフのみなさんの技術の結晶だろう。
いわゆる激辛に「チャレンジ!」するメニューではなく、純粋に四川料理の旨さと辛さを「楽しむ」コース。1人前5000円という価格設定だが、アワビや牛ヒレ肉、海老など高級食材を使用しているので、辛いもの好きな人もそうでない人もきっと満足できるだろう(辛さの増減OK!)。
これからのシーズン、5月病でモヤモヤしてしまったら景気付けに京華樓の激辛コースでスカッと気分爽快に。さらに「痺れ」が欲しい方には京華樓本館のみで食べられる「花山椒たっぷり激麻コース」もオススメ。
―終わり―
京華樓本館
住所/横浜市中区山下町138
電話番号/045−211—2866
営業時間 /月~金11:30~21:30(L.O.21:30) 土・日・祝11:00~21:30(L.O.21:30)
定休日/年中無休
※本記事は2015年4月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。