2. 人気のスポーツはホッケー? サッカー?
『インサイド・ヘッド』はすでに予告編が公開されています。その予告編の中で、主人公のライリーのお父さんの頭の中が映し出されるシーンがあります。
「お父さんが別のことを考えていて、お母さんに話しかけられたのを聞いていなかった」というシーンなのですが、そのときにスポーツのシーンが一瞬だけ映ります。
実は、日本版の映像ではサッカーなのですが、アメリカ版ではホッケーになっているのです。同じ英語圏の国でも、イギリス版はサッカーになっています。
まだ作品はアメリカでも公開されていませんので、制作途中で変わる可能性もありますが、お国柄を感じさせるシーンですね。
3. 食事のシーンの箱は名脇役?
予告編ではライリーとお父さん、お母さんが中華の持ち帰り料理を3人で食べているシーンが映されます。
ライリーが箱の中に入った料理を食べているのですが、そのシーンで映る箱をよく見てみてください。すぐに気がついた方は、相当なピクサーファンだと思います。
実はこの箱と同じデザインの箱は、過去のピクサー作品にも登場しているのです。
最初に登場したのは『バグズ・ライフ』で、その後『トイ・ストーリー2』『レミーのおいしいレストラン』でも一瞬ですが写っています。
ピクサー作品を見返ししてもいいかもしれませんね。
4. 作品のきっかけは「お父さんから見た娘」
ピート・ドクター監督には、男の子と女の子の2人の子どもがいます。
実は『インサイド・ヘッド』のストーリーは、監督が娘さんの成長や、環境の変化にともなう感情の変化を見ていて「彼女の頭の中はどうなっているのだろう?」と想像したことがきっかけになっているのです。
特にお父さんにとって、性別が違う娘の頭の中は理解できないことだらけだと思います。そういった目線で作品を見ると、また違った面白さがあると思います。