『メイム』の鑑賞でわかるパレードテーマの奥深さ
映画全体を通して見ると分かることなのですが、実は主人公メイムだけでなく、彼女のお手伝いさん達も世間とは違った感覚を持つ、なかなかの変わり者。
だからこそ、苦境の中でも心を合わせて、少し早めのパーティーをやり遂げてしまう仲間になれたわけですね。
思えば、「ディズニー・クリスマス・ストーリーズ」のテーマはまさしく、「大切な人たちと一緒に過ごすクリスマス」でした。
「大切な人」と言えば、もはやクリスマスの典型的な枕詞ですから、言葉だけを聞くと、当たり前にありふれたテーマのような感覚に陥るかもしれません。
でも「We Need a Little Christmas」が歌われた『メイム』の物語と、パレードに登場するキャラクター達がそれぞれのディズニー映画の中で共有しあった苦楽に思いを向けてみると、「ディズニー・クリスマス・ストーリーズ」のテーマにも、一層奥深さが感じられるようになるはずです。
アメリカでは定番のクリスマスソングに
「We Need a Little Christmas」は、現在のアメリカでは、楽しいクリスマスを彩る定番ナンバーとして親しまれています。
毎年各地の劇場で行われるクリスマスショーのほか、日本での有名どころだとドラマ「glee」の中でも歌われました。
イースターやハロウィーンの例にみられるように、東京ディズニーリゾートのコンテンツが日本の大衆文化に与える影響は大きいもの。
2015年から4年ものロングラン公演が続いている「ディズニー・クリスマス・ストーリーズ」をはじめ、パークからこの楽曲が発信されることで、日本でも今後、さらに親しまれる一曲になるかもしれません。
パークのショーやパレードが入り口でこの歌を知ったみなさんも、ぜひ『メイム』バージョンや、様々なシンガーの歌う「We Need a Little Christmas」を聴き比べて楽しんでみてください!
■東京ディズニーランド「ディズニー・クリスマス・ストーリーズ」
・公演期間 : 2018年11月8日(木)~12月25日(火)
・公演回数 : 1日2回公演
・公演場所 : パレードルート