2015年 レジェンドたちが輝きを見せる! 歴史を感じる3曲+1
少女時代(SNSD/Girls' Generation)/PARTY
言わずと知れた韓国の国民的アイドル、「少女時代」(SNSD)。無敵の9人組だった彼女達が初めてメンバーの離脱を経験し、8人グループとしてリリースされた楽曲が『PARTY』です。タイのビーチを舞台にしたMVは、TWICEの『Dance The Night Away』に近いものがありますね。
ダンスミュージックを下敷きにした、明るいテイストのサウンドですが、どこか切なさも漂います。IZ*ONEセンターのウォニョンは、ロールモデルとして少女時代を挙げていました。レジェンドにどれだけ迫ることが出来るか、注目したいところです。
Wonder Girls /I Feel You
少女時代と並んで一時代を築いた「Wonder Girls」(ワンダーガールズ)は、ガールズ・グループの歴史を語る上で欠かせません。『I Feel You』はリーダーだったソネが結婚・出産・ 海外移住のために脱退、 そして人気メンバーだったソヒが女優活動のために卒業、 それを受けて一時期離脱していたソンミが復帰するという大きな変 化を経てリリースされた楽曲です。
まさかのバンド形式、そして尖りまくった80年代テイストでのカムバックということで、大きな話題を呼びました。グループは解散していますが、ソンミやユビンは精力的にソロ活動を行っています。
f(x)/4 Walls
少女時代と同じくSMエンターテイメント所属、ジェシカの実の妹であるクリスタルが在籍する「f(x)」(エフエックス)。このグループは、中国・韓国・台湾系アメリカ・韓国系アメリカと多彩なルーツを持つメンバー編成と、先進的な音楽性が特徴的な尖ったグループでもあります。
メンバー、ソルリの脱退を経て4人組となりリリースされたのが、K-POP史に残る名曲『4 Walls』。ガラージュサウンドを下敷きにした楽曲に、幾通りもの解釈が出来そうなMVはまさにアート。2018年デビュー組、「公園少女」の『Puzzle Moon』に、その影響を強く見ることが出来ます。
OH MY GIRL/CUPID
レジェンド達の楽曲と同時に、この楽曲もご紹介しておきましょう。現在人気上昇中、日本でも広告に登場して注目を浴びている「OH MY GIRL」(オーマイガール)も、花の2015年デビュー組です。実験的な音楽性が特徴で、『CUPID』はストンプっぽいリズムから始まって、マーチングドラムが絡んでいくという珍しい楽曲です。
所属する事務所、WMエンターテイメントには、IZ*ONEメンバーのチェヨンが所属。大手事務所JYPを退所し、新天地としてWMエンタにたどりついたダンスクイーンが、IZ*ONE以降にどんな活躍を見せるのか、今から楽しみです。