自分を頼ってくれたとき
「普段は家のこととか率先して決めてくれる妻なんだけど、この間『保育園で息子がほかの子とケンカしちゃったらしくって、仲良くするためにどうアドバイスすればいい?』と意見を聞いてくれた。頼られるってやっぱり嬉しい」(30歳/企画)
家庭のことや子どものこと、また仕事について。「どうすればいいと思う?」と助言を求められるのは、単純だけど男らしさが刺激されます。
何でも自分抜きで決められるのは家族なのに疎外感を覚えるし、「ラクだな」では済まない寂しさを感じるのが男性。
ここぞというときに頼ってもらえるのは、信じてもらえていること、夫としての力を認めてもらえていると実感できるので、「本当はもっと話してほしい」と思っている男性も多いのではないでしょうか。
もちろん、何でも考えなく相談されるのはしんどいですが、大事なときに自分の力を求められるのは「男として立ててくれている」と妻への愛情を感じます。
「ありがとう、助かった」という妻からの笑顔は、夫にとって最大の「ご褒美」なのですね。
フォローしてくれる
「妻は、仕事が忙しいときにいつもより身支度の準備を手伝ってくれたり、残業から帰ると夜食を用意してくれたり、いろいろと助けてくれるので本当にありがたい。お礼を言いたいんだけど照れくさいし、好物のケーキを買って帰ってます」(36歳/配送)
「シャツにアイロンをかけてくれる」「古くなった下着をいつの間にか買い替えてくれている」など、何も言わないのに環境を整えてくれる妻は多くの男性が感謝の気持ちを覚えます。
日々の生活に目を配り、自分のことを気にかけてくれる姿は「支えてくれているんだな」と実感できるもの。押し付けがましさがなく、さり気なくやってくれていることが夫にとってはありがたいと思えるのですね。
そんなフォローを「当たり前」と思わないのは、妻には妻の用事があり、それに加えて自分のことも助けてくれているのを知るとき。「忙しいのに買いに行ってくれたんだ」「アイロンがけ苦手って言っていたのにがんばってくれたんだ」と思うのは、妻もしっかり自分のことをこなしているからです。
いつも考えているから、助けてくれる。そんな姿が夫も「妻を支えたい」気持ちにつながります。
手料理をがんばってくれる
「週に一度は俺の大好きなハンバーグを作ってくれる妻。ソースを変えたり付け合せを増やしたり、アレンジをがんばってくれるのでいつも楽しみです。疲れているけど家に帰れば美味しいご飯があると思うと幸せ」(36歳/教員)
「妻への愛情を感じる瞬間」で多かったのは、こんな意見。家での食事は毎日のことだけど、だからこそ前向きに取り組んでくれる姿に幸せを感じるのですね。
味も重要ではあるけど、それより「一生懸命やろうとしてくれる気持ちが嬉しい」と感じる夫は多く、キッチンで楽しそうに料理を作る妻の姿は仕事で疲れたときでも大きな癒やしになります。
「子どもとは別に俺の好きなものをもう一品作ってくれる」「体調が悪いときに体に優しいメニューを考えてくれる」など、食卓での気遣いは夫の深い感謝を誘うもの。自分では難しいことだからこそ、やってくれる妻に愛情を感じずにはいられません。
「好物をいつまでも覚えてくれているのが嬉しい」という意見もありましたが、妻の手料理が楽しみなとき、しみじみと「この人と結婚して良かったな」と男性は思います。
結婚して数年たっても愛される妻には、日々の生活に手を抜かない姿勢があります。
夫が深い愛情を覚えるのは、自分への気遣いを自然と示してくれるとき。がんばっていることはもちろんありがたいけど、アピールされすぎると逆に感謝の気持ちが萎えてしまうこともあるのですね。
さり気ないけど、決して当然ではない。「ありがとう」と思えるのは、お互いを知ることを忘れず、尊重しようとする前向きな気持ちがあるから。
夫婦であっても、別々の人間です。いつまでもお互いを大切にできる夫婦でありたいですね。