資産運用は本当に有効な手段?
もちろん、将来何かあった時のために貯金をしているという方は多いだろう。しかし、今の銀行の金利では利息は僅かだ。では、投資はどうだろう?
投資のメリットとデメリットは、ともに景気の動向に左右されるということである。たとえば、リーマン・ショックがあった2008年の1年間に、日本株(日経平均株価)に投資をしていたら、投資した元本が40%以上もマイナスになった。しかし一方で、2013年の1年間に、日本株(日経平均株価)に投資をしていたら、アベノミスク効果もあり、投資した元本は約1.5倍になっていた。つまり、時流を読み解く力があれば、投資は魅力的な資産運用なのだ。
投資の成果を安定させるには、3つのポイントがある。それは、「投資対象を分散」して、「長期」に「積み立てる」こと。誰しもが、投資におけるリスクは最小限にしたいもの。だから、銀行や証券会社などの係の人の説明をきちんと聞く必要が生じるのもまた事実。投資の世界では、安定した成果を得るためには、少なくとも3~5年、通常は10年の長期にわたり積立て投資を続けるのが一般的とされる。
たしかに10年先のことと考えると、「なんだか敷居が高いな」と考えるのは仕方がない。私が20代のときもそうだった。しかし、30歳を過ぎると、感覚的に10年なんてあっという間だったりする。たとえば、投資信託であれば、少額から気軽に始められて、分散投資ができる。
「THINK 老後。」など、HPを見ればわかるが、さまざまな種類が用意されている。運用は専門家に任せながら、自分のピッタリの投資ができるかもしれないのも魅力。「20代には、資産運用なんてまだまだ」と言わず、考えてみてもよいのではないだろうか?